歯磨きは、簡単なようで難しいお手入れです。
そのような中、正しい知識で歯磨きをしているという人は、案外と少ないものです。
きちんとしたお手入れをするためにも、基本知識を学んでおきましょう。
そこで今回は、歯磨きの基本知識として、磨く時の順番や回数といった細かな疑問にお答えします!
歯磨きの正しい知識~①磨く順番~
ところで、歯磨きの知識として、実は歯を磨く時の順番が決まっているという話をご存知の人はいますか?
歯磨きにも順番があるとなると、ちょっと意識してしまいますよね。
ですが、厳密には磨く歯の順番は決まっていません。
なぜ、順番が決まっている話が出てくるのかというと、歯の磨き忘れを防ぐためです。
歯を1本1本丁寧に磨くことは大切ですが、丁寧にお手入れするあまり、どこまで磨いたのか忘れてしまうとどうでしょうか?
これでは、磨き残しが発生してしまい、虫歯や歯周病になりやすい環境のままになってしまいます。
磨き忘れをなくすために、磨く順番を決めておくと良いと言われているのです。
例えば、右上の歯から順番に磨いていくという習慣づけで構いません。
いつも磨く歯の順番を固定化しておくと、どこまで磨いたのかを忘れにくくなりますよね。
どこから磨くのかにはルールがありませんから、みなさんがやりやすいところから始めていきましょう。
歯磨きの正しい知識~②歯磨きの適正回数
もう一つご紹介する歯磨きの正しい知識は、歯を磨く回数です。
一般的には、朝起きてから夜寝る前の2回だと聞きませんか?
1日2回の歯磨きは、歯の環境を整えるにあたって最低限必要な回数になりますので、間違いないと言えるでしょう。
一方で、注意したいのは必ずしも2回が正解でないことです。
実は、個人のライフスタイルによっては、2回だけでなく、多めに歯磨きした方が良い場合があるのです。
ですが、4日間のうち全く歯磨きをしない、1回しかしないという場合はどうでしょうか?
上記のようなケースでは、虫歯になりやすい環境になってしまうのが明らかですよね。
従って、最低限1日2回を目安に、丁寧な歯磨きを心がけると、歯にとって良い環境を維持できます。
回数面での不安がある人は、歯科クリニックで自分の必要な回数を判断してもらうと良いですね。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯を磨く順番にルールはない
・磨き忘れを回避するためには、どこから磨くのかを習慣づけると良い
・歯磨きの知識として、適正な回数は1日2回ということを覚えておこう
・ライフスタイルによっては、2回以上になることもあるため、自分の生活に合った回数を見つけることが大切
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。