虫歯がストレスで活発化しやすくなるメカニズムを解説

虫歯になりやすい原因の一つとして、ストレスの影響が挙げられます。

ストレスは一見、歯にはあまり関係ない要素だと思いませんか?

ところが、そうではないのです。

虫歯の発生にも大きく関わってきますから、ストレスフリーの環境作りは欠かせません。

今回は、虫歯とストレスの関係性とそのメカニズムを解説しましょう。

虫歯とストレス~唾液の分泌が少なくなる~

虫歯になってしまう原因の一つにストレスが関係してくる場合、最初に現れる体の変化には「唾液」が挙げられます。

唾液には、私たちの口内環境を整え、虫歯菌の発生を抑制してくれる働きがありますよね。

それが少なくなってしまうと、口の中は「ドライマウス」の状態になってしまいます。

ドライマウスとは、口の中が乾きやすい状態のことを示します。

口の中が常に乾いた状態になっていると、本来は唾液で抑制できる虫歯菌が活発になってしまいます。

その結果、虫歯ができやすい、菌が活発化しやすくなってしまうというのが明らかでしょう。

ところで、なぜストレスは唾液の分泌に関わってくるのでしょうか?

虫歯と密接に関わる唾液が、ストレスで減少するメカニズム

そもそも虫歯の敵である唾液は、ストレスが少ない正常な状態だと、副交感神経、交感神経が関連組織に刺激を与えることで分泌されます。

副交感神経や交感神経は、私たちの体の中でも重要な部分になります。

ですが、ストレスによって負荷がかかると、「交感神経」が活発化されてしまいます。

交感神経の活発化が問題になるのかと思う人もいますが、活発過ぎると唾液の質が変化するのです。

体調によって唾液の状態は、通常時のサラサラでなく、ネバネバ状態になった経験がある人もいるでしょう。

ネバネバになってしまうと、口内全体に唾液の成分が行き届かなくなりますよね。

その結果、先程も触れたドライマウスの状態になってしまうのです。

自律神経の中でも、交感神経が不安定になってしまうと、メンタルや体の不調だけでなく歯にもダメージが出てくるのです。

自律神経を整えるということが、いかに大事なのかが理解できますよね。

また、虫歯だけでなく、歯ぎしりの原因にもストレスが関わっている場合があります。

これらの情報を踏まえると、ストレスは歯の大敵ということが言えるでしょう。

ストレスの発散は、精神的な発散だけでなく、体全体の健康維持に繋がることを理解して下さいね。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯とストレスは、密接な関係にある

・ストレスを溜めると、唾液の分泌に影響するため、歯にも悪影響

・ドライマウスの状態が続くと、虫歯菌にとって活動しやすい環境になる

・唾液の分泌には、自律神経が関係している

・ストレスフリーな環境を整えることが虫歯予防にもなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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