インプラント治療後は、歯を失った部分を補いながら食事や会話を楽しむことができ、これまでより審美性もアップします。
しかし、個人差はあるものの、口内の違和感が発生することも珍しくありません。
ここからは、インプラント治療後の違和感の原因や対策などについて解説したいと思います。
インプラント治療の直後に出る違和感について
インプラント治療を受けた直後には、治療箇所に違和感を覚えるケースがほとんどです。
こちらは、傷口が痛んだり、出血したりしていることが主な原因ですが、こうした治療直後の症状は一過性のものであるため、心配する必要はありません。
しかし、いつまで経っても症状が治まらない、どんどん悪化しているという場合には注意が必要です。
具体的には、以下のようなケースに該当する場合、早急に歯科クリニックを訪れることをおすすめします。
・術後1~2週間経っても出血、痛みなどの違和感が続く
・膿が出ている
・症状が日増しにひどくなっていると感じる など
インプラント治療から数年経った後に出る違和感について
インプラント治療直後は順調で、その後もしばらくの間、特に問題なく過ごしていた方が、治療から数年経った後、違和感を覚えるというケースがあります。
このような場合、インプラントが摩耗していることが考えられます。
インプラントの寿命は、一般的には10年程度とされていますが、睡眠時に歯ぎしりや食いしばりをする方は、インプラントが摩耗しやすく、こちらの寿命よりも早く使用できなくなることがあります。
そのため、インプラントをつくり直すだけでなく、歯ぎしりや食いしばりなどの症状も改善しなければいけません。
インプラント周囲炎の可能性も
インプラント治療直後の違和感が長引く場合、数年後に違和感が出始めた場合のいずれにも言えるのが、インプラント周囲炎の発症です。
インプラント周囲炎を発症すると、痛みや腫れ、不快感などの違和感を覚えるようになり、次第にはインプラントの脱落を招きます。
こちらは、ブラッシング不足で発症することが多いため、食後の歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシの併用はマストだと言えます。
まとめ
ここまで、インプラント治療後に出る違和感の原因や対策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
治療後の違和感には、そのまま様子を見て良いものと、早急に歯科クリニック通院し、何らかの処理をしなければいけないものがあります。
インプラント治療を受ける際には、このあたりのことも含め、歯科クリニックの医師から詳しく説明を受けておきましょう。
患者様には、治療内容をアニメーション動画で分かりやすく説明し、納得頂ける治療をさせて頂きます。