インプラント治療は、基本的には安全な治療ですが、切開などの外科手術を伴います。
そのため、治療を受ける歯科クリニックは、慎重に選ばなければいけません。
また、もしインプラント治療の歯科クリニック選びに失敗したら、さまざまなリスクが生まれます。
今回はこちらの点について解説します。
インプラントが適切な位置に埋め込まれない
インプラント治療の歯科クリニック選びに失敗すると、インプラントが適切な位置に埋め込まれないリスクが高まります。
インプラントは、適切な位置に適切な角度、深さで埋入することが重要です。
位置がずれると、最終的な審美性が悪くなったり、インプラントの寿命に影響を与えたりする可能性があります。
また、埋入する位置や深さを間違えると、太い血管に触れて大量に出血したり、神経が傷ついて麻痺が残ってしまったりと、重大なトラブルにつながることもあるため、非常に危険です。
蓄膿症
インプラント治療の歯科クリニック選びに失敗すると、蓄膿症になるリスクも高まります。
上の歯の上部には、上顎洞という空洞が存在します。
上顎の骨が薄い場合、インプラントが上顎洞を貫通してしまう可能性があるため、事前に骨の手術を行います。
しかし、こちらの骨の手術がうまくいかなかった場合、インプラントが上顎洞に入り込んでしまったり、上顎洞を貫通したりすることがあり、これが蓄膿症につながる可能性があります。
蓄膿症になると、嫌なニオイがして不快感を覚えたり、頭痛や発熱、味覚障害などを引き起こしたりすることも考えられます。
インプラント治療の歯科クリニックの選び方
上記のようなリスクを避けるためには、時間をかけてインプラント治療を受ける歯科クリニックを選ぶ必要があります。
以下のような特徴を持つ歯科クリニックは、治療ミスなどのリスクが低く、信用できると判断しても問題ありません。
・治療前にカウンセリング、問診がある
・治療についての事前説明が徹底されている
・口全体の治療に精通している
・定期的に研修会等に参加している
・検査設備が整っている
・働いているスタッフの質が良い など
まとめ
ここまで、インプラント治療を受ける歯科クリニック選びに失敗した場合のリスクを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
きちんと許可を取って経営されている歯科クリニックであれば、重大な医療ミスなどが発生することはほとんどありません。
しかし、少しでもリスクを軽減するためには、いくつもの歯科クリニックを比較し、もっとも信頼できるところで治療することが大切です。
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