入れ歯安定剤は、入れ歯を使用している患者様が快適に日常生活を送るために欠かせない物になります。
使用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、入れ歯安定剤を使用するメリットについてご紹介します。
入れ歯の悩みを抱えている患者様は、是非ご覧ください。
入れ歯安定剤を使用するとぐらつきや痛みが改善するメリットがある
入れ歯安定剤を使用すると、食事中のぐらつきや噛み締めた際の痛みがなくなるメリットがあります。
食事中や噛み締めた時に違和感がある理由は、入れ歯がしっかりと固定されていないところにあります。
歯科クリニックで調整して作成してもらった場合でも、装着したばかりの頃は馴染むのに時間がかかります。
ちょっとした痛みでも、装着している時間が長いとストレスになりかねません。
入れ歯安定剤を使用することで、ぐらつきやクッションの役割で歯茎に入れ歯があたることを防いでくれます。
入れ歯安定剤のメリットは発音障害の防止
もう1つの入れ歯安定剤を使用するメリットは、発音障害を防ぎ、会話しやすい環境を作り出すことです。
入れ歯装着時に会話がしにくい原因は、歯茎と床に生じている僅かな隙間にあります。
少しでも隙間があると、発音時の口や舌の動きに支障が出てしまい、思ったような会話ができないことがしばしばあるのです。
僅かな隙間を埋め、発音を良くする方法として入れ歯安定剤を使用している患者様は珍しくありません。
入れ歯自体に不具合がないのに、発音に問題があると感じた時は、試しに入れ歯安定剤を使用してみましょう。
入れ歯安定剤はメリットばかりでない
入れ歯安定剤を使用するメリットについてご紹介しましたが、忘れてはならないこともあります。
それは、入れ歯安定剤を使用することで、入れ歯本体の不適合を見逃してしまうことです。
入れ歯安定剤は便利ですが、頼り過ぎていると入れ歯本体が口に合わないまま使用してしまいかねません。
入れ歯の不適合に気づき、歯科クリニックで調整してもらう場合であっても、入れ歯安定剤のおかげで問題なく使用できていると勘違いしてしまうのです。
入れ歯は一生物ではありません。
歯や口の中の状況の変化に合わせなければなりませんから、不具合のサインを見逃さないようにしましょう。
便利な物であっても、頼り過ぎは禁物です。
細かい変化に気づくためにも、定期的な歯科クリニックの受診は忘れないようにしてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・入れ歯安定剤のメリットは、食事中のぐらつきや噛み合わせによる痛みの軽減にある
・歯茎と床の隙間を埋め、発音障害を防止できるメリットもある
・入れ歯安定剤に頼りすぎると、入れ歯の不適合を見落としてしまう可能性がある
・定期的に歯科クリニックに診てもらうことで、不適合を早めに見つけよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。