虫歯になりやすい人には、共通点があります。
それと同時に、虫歯になりやすい職業というのもあるのです。
もしかすると、患者様の中にも当てはまる方がいるかもしれません。
今回は、該当する職業と共通点についてご説明します。
虫歯リスクは仕事にもあることを、ここで学びましょう。
最も虫歯になりやすい職業
数ある中で1番虫歯になりやすいと考えられている職業は、“料理人”です。
なぜかと言うと、料理人は味見をする機会が多いからです。
味見をするタイミングは、食事のタイミングだけではありません。
常に何かを食べている状態ですから、口の中が酸性状態のままになっているのです。
虫歯予防のポイントは、酸性から中性の状態になるようにすることにあります。
酸性状態だと虫歯菌が活発になってしまい、虫歯の発生や悪化してしまうリスクを高めてしまいます。
また、料理人の中でも虫歯リスクが高いと考えられているのは、パティシエです。
砂糖を使った食べ物を口にする機会が多いですから、必然と虫歯リスクは上がりますので注意しましょう。
虫歯になりやすい職業には働き方も関係する
また、虫歯になりやすい職種に限らず、働き方が影響してくることもあります。
例えば、デスクワークで働かれている方は、お昼休憩以外に飲み物やお菓子を食べる機会が多いです。
間食しやすい環境が整っていると言えますから、注意しなければ虫歯が好む環境を作り出してしまいます。
さらに、不規則な働き方をしている方も要注意です。
不規則な時間で働いていると、食事の時間がバラバラになるだけでなく、ジュースやコーヒーなどの嗜好品を飲む頻度が高くなりやすいです。
ジュースやコーヒーには、砂糖がたっぷり入っている商品が多いですから、ここから虫歯になってしまうこともあるのです。
虫歯になりやすい職業の共通点は“間食”にあり
虫歯になりやすい職業の共通点が“間食”であることは、ご理解頂けたと思います。
反対に、間食が少ない環境で仕事をしている場合は、虫歯リスクを低くできることが分かったはずです。
小腹が空いたり、頭を使ったことで糖分補給をしたりしたいという時は、たくさんあります。
間食をするにしても、量や回数を調整したり、食べた後にケアしたりすることが大切です。
気をつけていても虫歯になってしまうことはありますので、その時は歯科クリニックを受診しましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・最も虫歯になりやすい職業は、料理人
・中でもパティシエは砂糖をふんだんに使ったお菓子の味見をするため、虫歯リスクが高い
・デスクワークや不規則な働き方をしている方も虫歯リスクが高くなる
・共通点は間食にあるため、食べる量・回数や食後のケアに気をつけよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。