【光が丘土支田の歯医者】スマホの使用と口臭の関係性について

日々の生活において、スマートフォンを使用する場面は非常に多いです。

誰かと連絡を取るときだけでなく、動画を観たり、ゲームをしたりするときにも、スマホを使用します。

しかし、スマホを使用しすぎると、口臭のリスクが高まると言われています。

今回はこちらの主な原因について解説します。

姿勢が悪くなるから

スマホを使用する際は、胸の前あたりで持ち、少し顎を引くような姿勢で画面を見ることが多いです。

このような姿勢は、耳の下やそこから顎の骨の輪郭に沿った部分、顎の下に存在する唾液腺を圧迫し、唾液の分泌量を減らす原因になります。

また、唾液には口内を殺菌する作用や、食べカスなどを洗い流してくれる作用があるため、分泌量が減少するということは、必然的に口臭が強くなることにつながります。

交感神経が優位になるから

近年は若い方だけでなく、中高年層の方なども、スマホで動画を視聴したり、ゲームを行ったりするケースが増えています。

また、これらの行為を行うことで、集中してスマホの画面を見続けることになるため、心身ともに緊張状態になり、交感神経が優位に働きます。

口内から分泌される唾液の種類には、サラッとした液体状のものと、ネバネバした粘着性のものがありますが、交感神経が優位に働いているときは、後者の分泌量が増加します。

このようなネバネバした唾液は、サラサラのものと違って口内の殺菌作用、自浄作用を発揮しにくいため、口臭を強くする原因になります。

会話の機会が減るから

スマホを使用するのは、一人でいるときだけとは限りません。

例えば、家族といるとき、友人といるときなども、メッセージアプリやゲームなどを操作することもあります。

また、家族や友人といるにもかかわらず、スマホを使用し続けるということは、会話の機会を減少させるということであり、こちらも口臭の原因になります。

人は口周りの筋肉、舌などを会話である程度動かすことにより、唾液を分泌させていますが、長い間沈黙が続くと、唾液の分泌量が減少し、口臭を発生させます。

特に、年齢を重ねている方は、ただでさえ咬筋などが衰え、唾液が減少しているため、注意が必要です。

ブルーライトを浴びるから

スマホの画面が発する光には、ブルーライトというものが含まれています。

こちらを浴び続けることも、口臭を引き起こす原因の一つです。

ブルーライトは、太陽光にも含まれる光の一種です。

こちらには、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌サイクルを乱す作用があります。

つまりスマホを使用することで、脳が現在朝なのか、夜なのかわからないという状況に陥ってしまうということです。

またこのような状態は、知らず知らずのうちにストレスを蓄積させ、唾液の分泌量を減らす原因になります。

唾液が減少することにより、少しずつ口臭を発するようになるという仕組みです。

スマホの使い過ぎは歯並びの悪化にもつながる

スマホを長時間使用しすぎると、口臭だけでなく歯並びの悪化にもつながります。

スマホの使用時はついついうつむいた姿勢になるため、息苦しさから口呼吸をしやすくなる傾向にあります。

また口呼吸で口が開きっぱなしの時間が長くなると、唇や下顎などの筋肉が発達しづらくなります。

そうすると、歯を口の外側から抑えている力が弱くなり、歯が前に出てきてしまいます。

さらに頬杖をついた状態でスマホを使用すると、顎の成長が間違った方向に促され、歯並びが悪くなる傾向にあります。

こちらは、顎がまだ成長段階の子どもに見られる症状です。

スマホの使い過ぎによるその他の影響

スマホを使いすぎることにより、口臭や歯並びの悪化などの口内トラブルだけでなく、以下のような影響が出ることも考えられます。

・肩こり
・腰痛
・ストレートネック
・眼精疲労
・スマホ老眼
・ドライアイ
・猫背、巻き肩
・うつ病

スマホ依存は身体に生じる不調だけでなく、うつ病などの精神的な疾患に似た症状を引き起こすリスクもあります。

スマホの使い過ぎによる口臭を防ぐには?

スマホの使い過ぎによる口臭を防ぐには、30分ごとに休憩したり、唾液腺をマッサージしたりすることが有効です。

30分に1回程度うつむく姿勢をやめることで、唾液腺から唾液が出てくるようになります。

唾液腺のマッサージは、具体的には耳下腺や顎下腺、舌下腺などをマッサージする方法を指しています。

これら3ヶ所の唾液腺マッサージを1セットとし、朝と夜の1日2回行うと効果的です。

その他、水分補給やガム・タブレットを食べることも有効です。

スマホの使用で乾燥した口内を水分補給で潤すことにより、口内の乾燥を予防して口臭も防げます。

このとき、水を1杯飲むだけでもかなり効果があります。

またガムやタブレットについては、スマホを見ながらでもできる口臭対策であるため、もっとも実践するのが簡単です。

このときには唾液を出す効果、唾液の性能をサポートするタブレットを選びましょう。

まとめ

ここまで、スマホの使用と口臭の関係性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

今やスマホは、日々の生活において必要不可欠なアイテムです。

しかし、必要以上に使いすぎると、姿勢や唾液の分泌量、口周りの機能などに悪影響を与え、口臭を発生させる原因になります。

そのため、使用時間が長い方は、意識して少しずつ減らしていくことをおすすめします。

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