まだ幼い子どもが小児歯科を受診する場合、基本的には親御さんが付き添いで来院することになります。
また、小児歯科受診前の自宅、歯科クリニックの待合室において、親御さんはさまざまなサポートが求められます。
ここからは、具体的にどのようなことを心掛けるべきなのか解説したいと思います。
受診はなるべく午前中に
親御さんによっては、スケジュールの確保がなかなか難しいこともあるかもしれませんが、小児歯科の受診は、なるべく午前中にすることをおすすめします。
子どもは基本的に、午前中の方が機嫌は良いです。
そのため、早めの時間に来院すれば、歯科クリニックで泣き叫んだり、なかなかイスに座ってくれなかったりする可能性は低くなります。
逆に、起きてから5~12時間経過している午後になると、子どもは少しずつ眠くなったり、疲れたりするため、機嫌が悪くなりやすく、このような状況ではなかなかスムーズに治療が進まないことが予想されます。
着替えを用意しておく
自身の子どもが小児歯科を受診する場合、親御さんは前もって着替えを用意しておきましょう。
特に、子どもが歯科クリニックにトラウマを抱いていたり、治療に大きな恐怖を感じていたりする場合、着替えは欠かせません。
このような子どもは、受診前に待合室などで泣きじゃくったり、暴れたりして、汗をかきやすくなります。
また、冬場はその汗が身体を冷やし、体調を崩してしまうことにもつながりかねないため、下着などの着替えを持参することをおすすめします。
ちなみに、治療中は少しでもストレスをなくしてあげるために、身軽なTシャツなどを着用させるのがベストです。
待合室では楽しく接すること
小児歯科受診前の待合室において、子どもに一言も声をかけなかったり、「ちゃんと言うことを聞きなさい」などと厳しい接し方をしたりするのは控えましょう。
このような接し方をされた子どもは、治療までの間落ち着かず、不安になったり、泣き出したりしてしまう可能性があります。
一方、子どもと楽しくおしゃべりをしたり、遊んであげたりすれば、緊張や不安は紛れますし、スムーズに治療に移ることができる可能性が高いです。
キッズスペースがある歯科クリニックであれば、必ず利用しましょう。
まとめ
ここまで、小児歯科受診前、親御さんが心掛けたいことについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
子どもは非常にデリケートであるため、親御さんが気を遣わなければ、すぐに不安になったり、機嫌を悪くしたりしてしまいます。
逆に、子どもが受診しやすい環境を作ってあげることができれば、今後もスムーズに歯科クリニックに通院できる可能性はアップします。
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