ブリッジ治療のメリットとデメリットについて解説します

歯を失った場合の治療方法には、入れ歯やブリッジ、インプラントなどがあります。

その中でブリッジ治療を選択した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

また、デメリットはあるのでしょうか?

ブリッジ治療に関して、メリットやデメリットを紹介します。

ブリッジ治療のメリット

ブリッジ治療は、歯を失ってしまった人に人気がある治療方法です。

どのようなメリットが、ブリッジ治療の選択につながっているのでしょうか?

ブリッジ治療のメリットについて、説明します。

ブリッジ治療の場合、見た目が自然になるというメリットがまずは挙げられます。

部分入れ歯のように他の歯にばねを装着するわけではなく、ブリッジを支える歯に被せものをするため、外から見えにくいのです。

前歯の場合、白いプラスチックを表面だけに付けているレジン前装冠であれば、保険診療の範囲で治療することが可能です。

セラミックほどではありませんが、天然歯に近い色調になります。

奥歯の場合、高強度硬質レジンブリッジが保険適用となっています。

材料を選ばなければ、保険診療で治療できるため治療費が安価で済む、というのも大きなメリットでしょう。

しっかりと固定されるので、強く噛むこともできます。

インプラントよりも治療期間が短いのもメリット

ブリッジ治療は、インプラントと比べて治療期間が短いです。

インプラントの場合、通常抜歯を行ってから治療が終わるまでに4~6ヶ月程度はかかります。

人工歯根の定着具合によっては、問題なく使用できるようになるまで、さらに時間がかかるかもしれません。

一方、ブリッジ治療は抜歯を行ってから3~4ヶ月で終了することが多いです。

そのため、早めに失った歯をカバーしたいという方にはメリットです。

もちろん、ブリッジ治療は繊細な技術が求められるため、一概に容易な治療とは言えません。

それでも、治療期間を重視する方におすすめできるのは事実です。

入れ歯のように脱着する必要がない

こちらはインプラントにも言えることですが、ブリッジは入れ歯のように脱着する必要がありません。

こちらも大きなメリットの一つです。

歯を失った場合に考えられる治療として、もっともポピュラーと言えるものが入れ歯です。

しかし、入れ歯は日々脱着しなければならず、これを面倒と感じる方もいます。

一方、ブリッジ治療の場合は、土台となる両側の歯(支台)にセメントで合着します。

つまり完全に固定するということであり、一度合着したものは患者さん自身で取り外すことができません。

そのため装着したり外したりすることがなく、日常の手間が省けます。

ブリッジ治療のデメリット

ブリッジ治療のデメリットとして、ブリッジを支える両側の健康な歯を削る必要がある、という点が挙げられます。

ブリッジに係る負担はそれを支えている2本の歯にかかってしまいます。

削ったうえに他の歯の分まで負担がかかる両側の歯は、寿命が短くなる可能性もあるのです。

場合によっては、歯が折れてしまうことも考えられます。

また、中にはブリッジを着けたことで空気が漏れるようになり、発音が悪くなってしまう人もいます。

治療を受ける前は大丈夫でも、治療後に滑舌が悪くなってしまうのです。

歯を失った場所では、歯茎の上にブリッジがあります。

歯茎の中に埋め込まれているわけではないため、歯茎に刺激を与えることはありません。

そのせいで、歯茎の中にある歯槽骨が減ってしまうのも、ブリッジ治療のデメリットです。

保険診療は使用できる素材に限界がある

ブリッジ治療は保険診療で受けることができますが、前述の通りこちらはあくまで素材を選ばなかった場合に言えることです。

保険診療は保険上の制約があるため、その範囲内でブリッジをつくることになります。

保険が適用される素材は白さにも限度があり、自由診療のものに比べて透明感や強度は劣ります。

またブリッジ治療において、白い素材を使用できるのは前歯だけです。

その他の部分は金属のブリッジを使用することになるため、審美性が下がるだけでなく、金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。

ケアを怠ると口内トラブルのリスクが高まる

ブリッジ治療後のケアを怠った場合、虫歯や歯周病といった口内トラブルのリスクが高まります。

ブリッジの下の隙間は食べカスや細菌が溜まりやすい場所であるため、虫歯や歯周病の引き金になり得ます。

そのため、治療後は天然歯以上に丁寧なケアをしなければいけません。

特にブリッジの端部や歯茎との境界部分は、プラークが蓄積しやすく、通常のブラッシングでは清掃が難しいです。

こういった部分については、歯ブラシとあわせてデンタルフロスや歯間ブラシを使用し、特に意識して清掃することが求められます。

もし支台歯が虫歯に罹患してしまったら、一旦ブリッジを撤去して支台歯の治療を行い、再度補綴治療を実施しなければいけません。

まとめ

ブリッジ治療には、治療費の安さ以外にも様々なメリットがあるのですが、いくつかのデメリットもあるため、誰にでもおすすめの治療法というわけではありません。

しかし、デメリットについては問題ないという人で、メリットが求めている条件に合致する人であれば、ブリッジ治療に満足できるでしょう。

歯を失った場合の治療法はいくつかあるので、それぞれのメリットやデメリットを知ったうえで選んでください。

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