ホワイトニング後の歯磨きではどんな点に気をつけるべき？

ホワイトニングは、歯を白くする施術です。
施術を受けた後、白い歯をできるだけ長い間キープしたいと思う人は多いと思いますが、そのためには歯磨きの際に、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか？
ホワイトニング後の歯磨きで、気を付けるべき点について解説します。

ホワイトニング後の歯磨き
白い歯をキープするには？
まとめ

ホワイトニング後の歯磨き

ホワイトニングをして歯が白くなると、できるだけその状態を維持したいと思う人は多いのではないでしょうか。
綺麗な歯でいたいからと、これまでよりも丁寧に磨くようになるかもしれませんが、果たしてそれは正しいのでしょうか？

実は、ホワイトニング後の歯磨きは普段通りでいいのです。
歯が黄色くなるのは、歯の表面に色素が長時間ついたままになっていたり、磨き残しがあってその汚れの上に色素が沈着してしまったりすることが原因です。

また、歯に付着した汚れは時間が経つにつれて固まっていってしまい、落とすのが難しくなっていきます。
そのため、ホワイトニング後かどうかに関わらず、虫歯や歯周病予防、あるいは色素が歯につく時間を短くするためにも、汚れが付いた時はなるべく早く歯磨きをしましょう。

せっかく白くなった歯をなるべく長くキープしたいのであれば、日々のケアが大切になります。
タバコも、タールが歯に付着してしまうため、白い歯を維持したいのであれば、禁煙することをおすすめします。

歯磨き粉はなるべく刺激の少ないものを

ホワイトニング後の歯磨きでは、なるべく刺激の少ない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
具体的には、研磨剤不使用の歯磨き粉がおすすめです。

研磨剤は、名前の通り歯の表面を研磨するものです。
ホワイトニング後の歯は非常に敏感であるため、研磨剤を使用すると傷がつき、色戻りが起こりやすくなります。

また歯磨き粉の中でおすすめなのは、ホワイトニング歯磨き粉です。
ホワイトニング歯磨き粉は、基本的には研磨剤が含まれておらず、歯の表面を守りつつしっかり汚れを落とせるように設計されています。

さらにフッ素配合の歯磨き粉も、歯の再石灰化をサポートする働きがあり、ホワイトニング後の歯を守るためには有効です。

毛先がやわらかい歯ブラシがおすすめ

ホワイトニング後の歯磨きで使用する歯ブラシは、毛先がやわらかいものがおすすめです。

歯ブラシの毛先の硬さは、かため・ふつう・やわらかめの大きく3つに分かれます。
かためもしくはふつうの歯ブラシは、ホワイトニング後の敏感な歯にとって、少し刺激が強すぎるかもしれません。

また毛先がかための歯ブラシだと、研磨剤配合の歯磨き粉を使用していなかったとしても、歯の表面が傷ついて色素が沈着するリスクが高まります。

一方やわらかい毛先の歯ブラシは、歯の表面を傷つけずに汚れを落とせるため、ホワイトニング後のセルフケアにはピッタリです。

歯科クリニックでブラッシング指導を受けるのも有効

ホワイトニング後の歯磨きを行う場合、事前に歯科クリニックでブラッシング指導を受けておくべきです。

ブラッシング指導では、患者さん一人一人の健康状態や年齢、生活習慣などによって異なる口内環境にあわせたブラッシングを教えてもらうことができます。

また歯間ブラシやデンタルフロスなどのサポートグッズについても、現在の口内のケアに適したものを選んでもらえます。

ちなみに歯間ブラシやデンタルフロスを使用すれば、落としにくい歯と歯の間の汚れであっても、8割程度は落とせると言われています。

白い歯をキープするには？

ホワイトニングで歯が白くなるのは、色素を化学的に分解するからです。
そのため、すぐに色が戻るということは通常はありません。
しかし、一生白いままでいられるわけではないのです。
歯の質や着色の程度に左右されるものの、いずれは再着色が起きてしまいます。

それでも、ホワイトニング歯磨き粉を使用したり、年1～2回ほどホワイトニングを受けたり、定期的にクリーニングを受けたりすることで、白い歯を長くキープすることができます。

ホワイトニングを受けてから歯の色が元に戻ってしまうまでは、個人差もありますが通常は数年かかります。
もし、それほど時間が経たないのに色が元に戻ったように感じるようであれば、それはホワイトニング後の白い歯を見なれてしまったからでしょう。

それまで黄ばんでいた歯がいきなり白くなるというのは、かなりのインパクトがあります。
そこから徐々に元の色へと戻っていくため、ほんの少し戻っただけであっても、元通りになってしまったように感じてしまうのです。