一般的にインプラント治療は、自由診療扱いになります。
しかしながら、条件を満たすと保険診療として扱ってくれることがあるのです。
対象になるのはごく僅かな事例ですが、どのような内容なのか気になりませんか?
インプラント治療が保険適用になる条件を、早速見てみましょう。
インプラント治療が保険適用になる条件～①病院の設備～
まず、インプラント治療が保険適用として認められるには、治療を受ける歯科クリニックの設備や体制面の条件を満たしているかどうかを確認しなければなりません。
保険適用として認められるためには、20床以上の入院用ベッドがある、医療機器や医薬品を安全管理できる体制が整っている等の条件をクリアしなければなりません。
身近にある全ての歯科クリニックが様々な条件を満たしているかと言うと、その数は限定されてきます。
さらに、歯科クリニックの医師にも一定のインプラント治療経験年数が求められますから、どこでも対応できるとは言えません。
インプラント治療が保険適用になる条件～②顎の骨を失う特別な事情がある時～
次にインプラント治療で保険適用になる条件は、一定以上の顎の骨がない場合になります。
一定以上の顎の骨がない場合とは、事故や病気、生まれつきのような特別な事情がある時です。
これらの事情は、個人の努力でどうにかすることができません。
具体的な事例を挙げると、先天的に顎骨の1/3以上が連続してない場合は保険適用の対象になります。
2つ目の条件に該当する方はレアケースになり、審美目的だったり、虫歯が原因で歯がなかったりする場合と大きく違うことが分かるはずです。
1つ目と2つ目の条件を両方満たすことで、保険適用が可能になります。
どちらか一方では保険適用になりませんから、注意して下さい。
保険適用になるかどうかは、治療前に必ず確認しておきましょう。
インプラント治療が保険適用になる条件～③民間の加入している保険が利用できる～
3つ目の内容は公的保険とは異なりますが、インプラント治療に対応した民間保険に加入している場合、保険適用されて経済的負担が抑えられることがあります。
一般的にインプラント治療は、先進医療を始めとする民間保険の保障の対象外でした。
ですが、最近ではインプラント治療に対応した保険が登場しており、費用面のサポートが受けられるようになったのです。
詳しい内容は、販売している保険会社だけでなく、歯科クリニックでも知ることが可能です。
気になる患者様は、是非聞いてみましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラント治療が保険適用になるためには、病院の条件を満たす必要がある
・顎の骨を失う特別な事情がある時も、保険適用の対象になる
・保険適用になるクリニック、骨の状態かどうかは事前に確認しておこう
・最近では、インプラント治療に対応した民間保険が登場している
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
