歯科クリニックではしばしば、レントゲン撮影を行うことがあります。
私たちがレントゲン写真を見ても、何が写っているのか分かりません。
しかし歯科クリニックでは、医師がレントゲンから多くの情報を集め、分析しているのです。
レントゲンを通して、何が分かるのでしょうか?
歯科クリニックがレントゲンを通して見ているもの
歯科クリニックでレントゲン撮影をした場合、プロの目には以下のことが読み取れます。
・虫歯になっている箇所があるか
・虫歯がどこまで進行しているか
・虫歯等の治療経過、治療後の確認
・過去に治療した箇所があるかどうか
レントゲンに写るのは、歯や骨だけではありません。
歯石や虫歯、金属も写りますから、トラブルの原因や今後の治療方針を考えるために欠かせないものになるのです。
素人目には骨や歯しか見えませんが、これで隠れている原因を明らかにすることができます。
そのため、目視で判断できないトラブルがある時には、必ずレントゲンを使用しているのです。
歯科クリニックがレントゲンを通して正確な判断をする
先程、歯科クリニックでレントゲン撮影をすることは、目に見えないトラブルの原因を明らかにするためということお話ししました。
この目に見えない原因は、歯科治療を行う上で非常にやっかいです。
特に歯周病は、知らないうちに症状が進行していることがほとんどですから、歯科クリニックを受診して確認しなければはっきりしません。
その際にレントゲンを使用すると、見えない原因がはっきりと写りますので、適切な治療法が受けられるようになるのです。
稀に「レントゲン撮影は要らないから、とにかく歯の治療をして欲しい」という方もいます。
原因が目に見えてはっきりしているならば良いのですが、目視での判断が難しい場合も当然あります。
ですので、原因を追究し、適切な治療を行うためにも、患者様の協力が欠かせません。
撮影はすぐに終わりますから、スタッフの指示に従うだけです。
レントゲンで自分の歯や顎、骨の状態を見る機会は滅多にありませんから、今の健康状態を確認できるものとしてプラスに捉えましょう。
歯科クリニックでは、レントゲン画像を使用して説明しますから、口頭だけで終わることはありません。
虫歯以外にも気になることがあった時は、画像を基に説明しますので、歯のトラブル以外でもご相談下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科クリニックではレントゲンを通して、虫歯や歯周病の原因を探っている
・目視では見えない所もレントゲンを撮ると、はっきりと確認できる
・レントゲンを通して原因を明確にすることは、治療方針を立てる際に役立つ
・虫歯以外のトラブルも発見できるので、気になることは歯科クリニックに相談しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
