子どもの成長が感じられるイベントの一つに、歯の生え変わりがあります。
ですが、稀に乳歯がぐらつかず、抜ける気配がないこともあるのです。
これは、歯の成長過程において一大事です。
ここでは、乳歯がぐらつかない原因や注意すべき理由についてお話ししましょう。
現在悩まれている親御さんは、必見です。
乳歯の様子見で注意すべきは“ぐらつかない”こと
子どもの乳歯の生え変わりで注意すべきは、ぐらついているかどうかです。
ぐらついているということは、奥に控えている永久歯がどんどん歯の根に近づき、乳歯の歯の根を溶かしている証拠になります。
ですが、生え変わりの時期にも関わらず、ぐらつく様子が見れない時は、乳歯の歯の根がまだ溶け切れておらず、埋まっている状態になるのです。
本来は溶けているはずの歯の根が溶けていないのは、永久歯の妨げになります。
この生え変わりの仕組みにトラブルが生じている結果、ぐらつかない事態になっていますから、至急手を打つ必要があります。
乳歯を注意深く観察しても動かない時は歯科クリニックへ
乳歯を注意深く観察してもぐらつく様子がない時は、歯科クリニックを受診して下さい。
なぜかと言うと、乳歯の歯の根が溶けていない場合、自力で抜くことができないからです。
専門の治療を受けて、乳歯を取り除かなければなりません。
歯科クリニックを受診すると、乳歯の歯の根の状態をレントゲン撮影で確認し、抜くための準備や治療を行うことになります。
よって、乳歯がぐらつかない時の対処法は、歯科クリニックで抜いてもらうことだと覚えておきましょう。
乳歯の生え変わりが正常であっても注意すべき時がある
また、乳歯の生え変わりが正常に行われている場合でも、注意しなければならない時があります。
それはぐらついていても、中々歯が抜けない時です。
自然に歯が抜けるには、時間がかかるものです。
しかし、その期間があまりにも長い時は歯の根が溶け切っていない証拠ですから、歯科クリニックで抜いてもらうようにして下さい。
抜けない期間が長期間続いてしまうと、そこに食べかすが溜まり、虫歯になってしまう可能性があります。
別のトラブルを誘発してしまいますから、そのうち抜けるだろうと放置してはいけません。
歯の健康を守るために、乳歯のことには敏感になるくらいが丁度良いです。
ぐらつきの有無に関わらず、無事に抜けるかどうか、歯科クリニックと一緒に見守っていきましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・乳歯の様子見をした際に歯がぐらつかないのは、注意すべきサイン
・乳歯の歯の根が溶けていないことが原因であるため、歯科クリニックで抜いてもらおう
・歯がぐらついている場合でも、中々抜けない時は抜いてもらうと良い
・歯の健康を守るためにも、乳歯のトラブル発生時は早めに受診しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
