自分の歯磨きの癖を知ることは、虫歯予防の第一歩です。
そのために、歯科クリニックではブラッシング指導を行っています。
とはいえ、自分の癖や汚れが落ちているのか分からない方もいるでしょう。
そこでお勧めしたいのが、プラークチェッカーです。
プラークチェッカーを使用して、今の歯磨きを見直してみましょう!
プラークチェッカーを歯磨きで使用するメリット
プラークチェッカーとは、歯に付着している汚れを染め出す液体のことを言います。
最近は液体だけでなく、錠剤やジェル状の製品があります。
これは学校の歯科検診や、ブラッシング指導で使用された経験がある方もいるくらい有名な製品になります。
プラークチェッカーは、目には見えにくい歯垢を染色して、歯磨きの磨き残しがないかどうかを確認する際に使用されます。
歯磨き後に使用し、染色があまり見られなかった場合は、きちんとブラッシングができていると言えます。
一方で、汚れに反応し染色した箇所が多く見られた場合は、ブラッシングが足りない、行き届いていない証拠になります。
染色せずに磨いてしまうと、歯の色と混同している歯垢を見失ってしまいますが、染色することで丁寧な歯磨きとは何かを知ることができるのです。
プラークチェッカーで歯磨きの癖が分かる
そして、プラークチェッカーを使用すると、自分の歯磨きの癖、磨けている場所とそうでない場所をはっきりと知ることができます。
多くの人が磨きにくい奥歯や、歯の隙間の歯垢を発見できるだけではありません。
例えば、右側の歯を磨く回数は多いが、左側はそうでないといったブラッシングの特徴を色で表してくれるのです。
このように正しい歯磨きができていたかどうか、答え合わせができます。
さらに自分の歯磨きの癖が分かったことで、何が足りないのかを知るきっかけになりますから、癖の矯正ができる日もそう遠くありません。
プラークチェッカーを今後の歯磨きに活かそう
プラークチェッカーは、歯科クリニックで歯磨きについて学ぶ時しか使用されないと思いがちですが、そうでもありません。
市販品も多くありますので、子どもの歯磨きの勉強をする際に使用してみませんか?
とはいえ、どのような製品が使いやすいのか、悩まれる方がほとんどです。
歯科クリニックに相談すると、使いやすいプラークチェッカーを紹介しますので、遠慮なく聞いて下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・プラークチェッカーは、歯磨きの磨き残しを確認するために使用される液体
・染色することにより、自分の歯磨きの癖を確認することができる
・プラークチェッカーには市販品もあるため、家庭でも使用できる
・製品の相談や使用法については、歯科クリニックに相談してみよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。