虫歯治療をするにあたり、被せ物が必要になる時があります。
昔なら、銀歯を利用することが多かったのですが、今は豊富な治療法が用意されています。
今人気なのがセラミックで、こちらは、見た目が綺麗な仕上がりになります。
今回は、被せ物である銀歯とセラミックを比較した場合の、各々の特徴をご説明しましょう。
被せ物の特徴~①銀歯を選んだ場合~
被せ物の特徴として、まずは銀歯の場合、最大のメリットは値段の安さです。
銀歯は、治療の中でも保険適用になりますから、比較的安く費用を抑えることができます。
保険適用の場合、3000円前後で対応してもらえることが多いですから、お金の心配をする必要はありません。
手軽な治療法として選択しやすいと考えるべきです。
しかし、長年利用しているとどうしても外れやすくなったり、金属が溶け出したりすることがあります。
そのため、定期的に銀歯の状態をチェックしてもらう必要が出てきます。
被せ物の特徴~②セラミックを選択した場合~
被せ物としてセラミックを選択した場合、他の自然の歯と見分けがつかないくらい、見た目に影響が出ない特徴があります。
銀歯の場合は、どうしても色の違いがはっきり出ますから、被せ物をしていることが分かってしまいます。
ですが、セラミックだと自然な色合いでカバーしますから、治療していることが分かりにくいです。
さらに、虫歯の基となるプラークの付着がしにくい特徴もありますから、虫歯予防の効果も発揮できるのです。
これは、嬉しい要素でしょう。
しかし、セラミックは自費診療に該当するため、治療費が高くなってしまいます。
そのため、お金の面と相談した上で選択すべき被せ物になるでしょう。
2つの被せ物の特徴を知った上で考えるべきこと
近年の傾向としては、被せ物を勧める場合、銀歯よりもセラミックを勧めることが多い特徴があります。
確かに、銀歯のデメリットを考えると、歯の健康に良いのがどちらなのかは明らかです。
しかし、セラミックにも欠点があり、使用に向いていない人もいますので、万能の物ではありません。
ですので、セラミックを選択する場合であっても、使用できる環境なのかを歯科クリニックで一度確認してもらうことをお勧めします。
歯科クリニックで確認してもらった上で、改めてどちらにすべきかを考えましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・被せ物で銀歯を選んだ場合、低価格で使用できるが、メンテナンスが必要な特徴がある
・セラミックを選んだ場合は、価格は高いが、歯の見た目を損なわずに治療を行える
・万能のセラミックであっても、使用が難しい人もいる
・口内環境がセラミックに適しているかは、歯科クリニックで要確認
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。