【光が丘土支田の歯医者】歯の打撲における主な症状について

顎顔面外傷にはいくつかの種類があり、そのうちの一つに歯の打撲というものがあります。

歯の打撲は、どちらかと言うと小学生くらいの子どもに起こりやすい症状ですが、当然成人の方が引き起こすこともあります。

ここからは、歯の打撲における症状を中心に解説したいと思います。

歯がグラグラする

歯の打撲とは、外部からの強い衝撃があった場合などに、一時的な歯根膜の炎症が起こることをいいます。

基本的には、目立った外傷が見られることはありません。

しかし、場合によっては、歯を打撲したことが原因で、歯がグラグラと揺れることがあります。

こちらは、程度が軽度であれば、自然に治る可能性が高いですが、歯の揺れ具合によっては固定が必要となるケースがあるため、早急に歯科クリニックに通うべきです。

また、その上で、動揺している歯に強い力がかからないよう、しばらくはぶつけた歯で噛まないようにしたり、なるべくやわらかいものを食べたりする必要があります。

歯が変色する

歯を打撲すると、ぶつけた直後に歯の内部が淡い赤色のような色に変色することがあります。

こちらは、歯の中の歯髄が内出血、または充血を起こした状態であることが多く、基本的には時間が経つと自然に消えていきます。

一方、歯をぶつけてある程度時間が経った後、歯が灰色っぽく黒ずんだ色に変色した場合、歯の根っこがダメージを受け、血液の循環が停止し、歯の神経が死滅している可能性があります。

また、時間が経ってからの変色は、歯の根っこ周辺のおできや膿といった症状を併発することもあります。

歯の打撲による変色の治療法

歯の打撲から時間が経過し、歯が黒っぽく変色してきた場合、まずは歯科クリニックで診断します。

そして、歯の神経が壊死していることが判明したら、そちらは除去して消毒を行い、治療箇所に薬を詰めます。

一度変色した歯は、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングを行っても効果はなく、元の色に戻すことはできません。

このようなケースでは、オールセラミッククラウンやジルコニアクラウンといった自由診療のクラウンで、審美的な改善をはかります。

まとめ

ここまで、歯の打撲における症状を中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

歯の打撲は、目に見える症状が一切ない場合もあれば、すぐに現れる場合もあります。

また、特に問題ないと思っていたら、一定期間後、急に症状が出てくることも考えられるため、歯をぶつけてしまった段階で、一度重症ではないかどうか、歯科クリニックで確認してもらうことをおすすめします。

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