【光が丘土支田の歯医者】歯の亜脱臼と完全脱臼の違いとは?

顎顔面外傷の一つに、歯の脱臼というものがあります。

こちらは、簡単に言うと歯が歯茎から外れてしまうものであり、破折などと同じく、外から大きな力が加わったときに発症しやすいです。

今回は、歯の脱落の種類である“亜脱臼”、“完全脱臼”の違いや治療法などを中心に解説したいと思います。

歯の亜脱臼とは?

歯の亜脱臼とは、外傷によって歯が抜けかかった状態をいいます。

歯根膜の一部が断裂し、歯がグラグラしているのが特徴であり、触れると痛みがあります。

軽度な亜脱臼であれば、硬いものを噛まないなど安静にしていれば、少しずつ歯の動揺が収まってきます。

それまでの所要時間はおよそ1週間です。

しかし、咬合時に痛みが発生し、食事がうまく摂れない場合、健康な両隣の歯を含め、レジンで接着させ、歯を2~3週間固定しなければいけません。

また、固定期間中は歯を安静にし、可能な限り清潔に保つことが大切です。

こちらは、歯周組織の回復には、プラークの付着による歯茎の炎症をなるべく避けなければいけないことが理由です。

歯の完全脱臼とは?

歯の完全脱臼とは、外傷などの理由により、歯が歯槽から完全に外れ、歯根膜が断裂した状態のことをいいます。

この状態から、歯が抜け落ちた場合は脱落と呼ばれます。

また、完全脱臼の場合でも、歯の状態が良かったり、歯科クリニックにかかるまでの時間が短かったりすると、歯を元の位置に戻す再植という治療ができます。

再植固定が行える時間の目安は、一般的に歯の脱落があってから2時間以内とされています。

脱落した歯の適切な保存方法

歯の完全脱臼からの脱落があっても、歯の状態が良ければ再植ができるという話をしました。

再植が可能な歯は、具体的には歯根膜が生きている状態の歯です。

そのため、脱落して口の外に落ちてしまった場合は、紛失してしまう前にすぐに拾い、軽く水道水で30秒ほど洗いましょう。

その後は、乾燥しないようにする必要がありますが、このとき水道水に浸けていても、歯根膜の線維を生存させることは難しいです。

もし、牛乳がすぐ手に入る状況なのであれば、牛乳の中に保存することで、再植ができる可能性が高まります。

まとめ

ここまで、歯の亜脱臼と完全脱臼の違いや治療法などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

亜脱臼と完全脱臼、いずれも歯やその他の歯周組織にダメージを受けていることには変わりないため、早急に歯科クリニックを訪れましょう。

また、歯が脱落した場合は、歯根膜を生存させるために、適切な方法で保管し、持参するようにしてください。

東京都練馬区光が丘(土支田)で歯科(歯医者さん)をお探しの際には、是非、土支田ファミリー歯科にご連絡ください!
患者様には、治療内容をアニメーション動画で分かりやすく説明し、納得頂ける治療をさせて頂きます。