口臭を発生させやすい食べ物と聞いて、多くの方がイメージするのは、ニンニクやニラ、ネギやタマネギなどの野菜、納豆といったものです。
また、これら以外にも、口臭につながりやすい飲食物は、日常生活に多く潜んでいます。
今回は、口臭につながりやすい意外な飲食物を3つほど紹介したいと思います。
アブラナ科の野菜
冒頭で触れたニンニクやニラ、ネギやタマネギなどの野菜以外は、それほど口臭につながるイメージはありませんが、アブラナ科に属する野菜は例外です。
具体的には、キャベツや小松菜、ブロッコリーなどの野菜です。
これらのアブラナ科の野菜には、インドールという成分が含まれています。
インドールは、食べカスが残っていると口内で発酵し、野菜が腐ったような強烈なニオイを発する原因になります。
そのため、これらの野菜が含まれる料理を食べた後は、しっかり口内の食べカスを除去しなければいけません。
乳製品
ニンニクやネギなどには、アリシンという成分が含まれていて、こちらが口臭の原因になります。
また、こちらのアリシンをタンパク質で包み、口臭を軽減してくれるのが牛乳です。
そのため、牛乳は口臭予防に効くイメージが強いですが、実は乳製品については、逆に口臭の原因になることがあります。
特に、チーズは舌に付着しやすく、舌の上の細菌がタンパク質を分解し、口臭の原因となる物質をつくり出します。
さらに歯と歯の間にも入り込みやすいため、乳製品を摂った後も、しっかりとブラッシングをして口臭を抑えなければいけません。
砂糖が多く含まれる飲み物
普段から砂糖が多く含まれる飲み物を飲んでいる方は、口臭を悪化させやすくなるため、注意が必要です。
砂糖が口内に残っていると、細菌が元気になります。
これにより、虫歯や歯周病が悪化し、口臭につながるという仕組みです。
特に、コーラやカルピスなどの飲み物は、多くの量をゴクゴクと飲みがちですが、これらは500mlにつき角砂糖10~20個分もの糖分が含まれているため、口臭予防の観点からは避けるべきです。
もちろん、飲み物だけでなく、ケーキやプリンなどの砂糖が多く含まれたお菓子にも要注意です。
まとめ
ここまで、口臭につながりやすい意外な飲食物を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
明らかにニオイがしそうな飲食物だけが、口臭を引き起こす原因になるとは限りません。
ひどい口臭に悩んでいたり、周りに口臭を指摘されたりする方は、知らず知らずのうちに、上記のようなニオイの出やすい飲食物を多く摂取している可能性があるため、注意してください。
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