【光が丘土支田の歯医者】インプラントを受けるべきではない人の特徴

インプラントは、残存している歯への負担が少なく、なおかつ自然な見た目を手に入れることができる治療です。

しかし、中にはインプラントではなく、別の治療を選択した方が良いという方もいます。

今回は、インプラントを受けるべきではない方の特徴について解説したいと思います。

外科手術を受けたくない

インプラントを受けるべきではない方の特徴としては、まず外科手術を受けたくないということが挙げられます。

インプラントを埋め込むためには、顎の骨に穴を開けたり、切開をしたりと、さまざまな外科手術を行わなければいけません。

もちろん、麻酔は使用されますし、優れた技術を持った医師によって施術されるため、そこまで危険性が高いわけではありません。

それでも、自らの身体に負担をかけたり、恐怖を感じたりしてまでインプラントにしたくないという方は、入れ歯やブリッジなど別の治療を選ぶことをおすすめします。

高額な費用を支払いたくない

インプラントを受けるべきではない方の特徴としては、経済的な理由から、高額な費用を支払いたくないということも挙げられます。

インプラントの治療には保険が適用されないため、費用は治療を受ける方がすべて負担しなければいけません。

1本あたりの費用は数十万円程度であり、こちらが複数本になれば、100万円単位になることも考えられます。

医療費控除により、最終的な治療費を安くすることは可能ですが、最初に上記の費用を用意できない、もしくはしたくないという方にとって、インプラントはお世辞にも適した治療とは言えません。

すぐに失った歯を取り戻したい

インプラントを受けるべきではない方の特徴としては、今すぐに失った歯を取り戻したいということも挙げられます。

インプラントの治療は、さまざまな歯科治療の中でも、特に治療期間が長いです。

最初のカウンセリングから、手術完了までにかかる期間は、一般的に3ヶ月～半年程度とされています。

もちろん、その他の治療でも、歯を失った当日など、早急にカバーすることは難しいですが、何よりも失った歯を取り戻すことを最優先にするのであれば、別の選択肢を選ぶ方が賢明だと言えます。

セルフケアを怠っている

普段ブラッシングなどのセルフケアを十分に行っていない方も、インプラントを受けるべきではありません。

セルフケアを徹底しなければ、インプラント周囲炎のリスクが高まるからです。

インプラント周囲炎を発症すると、施術箇所周辺に炎症が起こるだけでなく、最悪の場合人工歯根が抜け落ちてしまうこともあります。

また既に虫歯や歯周病を患っている方は、日々のセルフケアに何らかの問題があることが考えられます。

ちなみに虫歯や歯周病の症状がある方は、基本的にそのままインプラントを受けることができません。

まずは虫歯治療、歯周病治療を受ける必要があります。

定期検診を受けたくない

歯科クリニックで定期検診を受けたくないと考える方も、インプラントを受けるべきではありません。

インプラント治療後は、インプラント周囲炎の発症を防ぐために、セルフケアだけでなく定期検診も受ける必要があります。

定期健診は、歯科医師の指示に従って決められた頻度で受けなければいけないため、こちらを面倒に感じる方はそもそもインプラント自体が向いていません。

また歯科クリニックそのものや歯科治療に苦手意識を持っている方は、定期健診についても抵抗があるでしょう。

実際定期健診では、強い痛みを伴うような治療は行いませんが、歯科クリニックを訪れること自体が嫌だという場合、定期健診からも遠ざかってしまうことが考えられます。

妊娠している

妊娠している方も、インプラントを受けるべきではないと言えます。

妊娠しているからといって、必ずしもインプラントを受けられないというわけではありません。

しかし、インプラントの治療では外科手術を行うため、妊娠中の施術は推奨されていません。

またインプラントの治療時間は長く、仰向けの状態で手術を受けるため、妊娠中の方は体力的に厳しい可能性があります。

もちろん、これから生まれてくる赤ちゃんへの影響も否定できないため、インプラントを受けるなら出産を終えた後がおすすめです。

全身疾患がある

こちらは受けるべきではないというより、受けられない可能性が高いというケースですが、全身疾患がある方はインプラントとの相性が悪いです。

例えば骨の密度が低くなる骨粗しょう症の方は、服用している薬によって顎の骨が壊死するリスクが高まったり、予後が悪くなったりする可能性があります。

また糖尿病によって血糖値のコントロールが難しくなっている方や、高血圧・心臓病・腎臓病などを患っている方も、インプラントの治療に伴うリスクが高まります。

実際インプラントの治療を受けられるかどうかについては、かかりつけの内科医と相談した上で判断しましょう。

まとめ

ここまで、インプラントを受けるべきではない方の特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

インプラントは、外科手術を伴う上に、治療費の高さ、治療期間の長さといった問題もあります。

ただし、決して危険な治療ではありませんし、歯科クリニックの医師に相談すれば、治療費や治療期間の問題もある程度改善される可能性があります。