虫歯は酷い状態だと治療に時間がかかりますし、治療費も高額になります。
治療しなければと思っていても、お金がないから歯科クリニックに行けないと思っている患者様はいませんか?
お金がないからと治療を諦めてはいけません。
本記事では、虫歯の治療費に困った時の対処法についてご紹介します。
虫歯の治療費について歯科クリニックに相談してみる
1つ目の対処法は、虫歯の治療でかかる治療費について、歯科クリニックに相談してみることです。
虫歯の状態によっては、費用を抑えた治療が可能かもしれませんし、支払い方法の工夫で解決できる可能性があります。
支払い方法の例としては、一括払いでなく、分割払いが認められることがあります。
支払い方法の相談をする際に大切なのは、支払いの目途をきちんと伝えておくことです。
給料日がいつくらいなのかを事前に伝えておくと、歯科クリニック側も安心して相談に乗ることができます。
急な出費で困った時は、まず相談して解決方法を探すようにしましょう。
虫歯の治療費をデンタルローンで対応してもらう
2つ目の対処法は、デンタルローンの利用になります。
矯正治療やインプラント治療といった高額な治療費が発生する際に勧められる方法ですが、虫歯治療も対象になることがあります。
低金利でお金を借りることができますので、虫歯の治療費の工面ができない時には心強い存在になります。
しかし、デンタルローンはすぐに利用できるものではありません。
審査には2週間程度時間がかかり、即日利用できませんから、こちらも支払いの目途を歯科クリニックに伝えておいた方が安心できるでしょう。
保険がきかない高額な治療が必要な場合は、検討してみる価値があります。
クレジットカードで決済する
3つ目の対処法は、クレジットカードで決済するという方法です。
歯科クリニックの中には、虫歯の治療費をクレジットカードで支払えるところもあります。
支払い回数を選択できる場合、分割払いを選択すれば、一度に支払う費用の負担を軽減することができます。
ただし、すべての歯科クリニックがクレジットカード払いに対応しているわけではないため、注意が必要です。
またクレジットカードの分割払いは、3回以上の場合手数料が発生するため、1回払いや2回払いよりもトータルの支払い金額は大きくなってしまいます。
もちろんクレジットカードは後払いであるため、きちんと計画性を持って利用しなければいけません。
医療費控除を利用する
4つ目の対処法は、医療費控除を利用するという方法です。
医療費控除は、支払った医療費に対して一定金額の所得控除が受けられる制度です。
後々支払う税金の金額が少なくなるため、実質虫歯治療費を抑えられます。
また虫歯治療以外にも、インプラントや子どもの矯正治療などにかかった費用などが対象になります。
一方、ホワイトニングなどは治療ではなく美容が目的であるため、こちらで発生した費用は医療費控除の対象外です。
また医療費控除の大きな欠点としては、後々支払った金額の一部が補填されるため、一旦は虫歯治療費を支払うための現金を用意しなければいけないという点です。
そのため、手元にほとんど現金がないという方には向いていません。
カードローンを利用する
5つ目の対処法は、カードローンを利用するという方法です。
カードローンは、原則使い道に制限がないローンであり、消費者金融や銀行などによって提供されています。
申込後、カードローンを提供する会社の診査に通過すれば、定められた利用限度額の範囲で繰り返し借入ができます。
また使い道が限定されないため、虫歯治療費の支払いにも当てられます。
一方、カードローンの金利は使い道が歯科治療費に限定されるデンタルローンと比べ、少し高めに設定されています。
家族や友人に相談する
6つ目の対処法は、家族や友人に相談するという方法であり、こちらは最終手段と言えます。
家族や友人に依頼し、虫歯治療費を工面してもらうことができれば、もっとも手っ取り早く現金での支払いが可能になります。
しかし、親しい間柄だからといって、返済期間をダラダラと先延ばしにしてしまうのは良くありません。
金融機関から借入を行う場合と同じように、必ず前もって返済期限を設定し、それまでに返済することを心掛けましょう。
返済期限については融通が効きやすい可能性がありますが、お金の切れ目が縁の切れ目とならないように注意してください。
無料低額診療制度で虫歯の治療費をサポートしてもらう
最後の対処法は、経済的な理由で虫歯の治療費が支払えない方向けの方法になります。
無料低額診療制度とは、低所得者を対象とした診療制度で、利用できると低額か無料で治療を受けることができます。
虫歯治療も対象になりますから、収入的な問題で治療が受けられない場合は利用できるか相談してみましょう。
しかし、無料低額診療制度が利用できるのは生活が改善されるまでの1カ月程度ですから、長期的な利用ができません。
一時的な対処法ではありますが、利用せずに治療を受けないという選択だけはしないようにしてください。
費用面の困り事に関しても、歯科クリニックでは対応してくれますから、一人で抱え込まないようにしましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯の治療費の支払いが厳しい時は、歯科クリニックに相談してみると良い
・高額な治療費になる場合は、デンタルローンの利用が勧められることがある
・収入面の問題で治療が受けられない時は、無料低額診療制度を利用する方法もある
・費用面の困り事も歯科クリニックで相談できるので、治療を受けない選択だけはしない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。