旅行先で歯が痛くなった時はどうする?

虫歯トラブルが起こるタイミングは、誰にも分かりません。

中には、楽しい旅行中に歯に痛みを感じることもあるでしょう。

そのような時は、帰宅するまでひたすら我慢するしか方法がないのでしょうか?

今回は、旅行先で歯が痛んだ時にできる対処法についてご紹介します。

旅行先で歯が痛くなった時は現地の歯科クリニックへ

旅行先での歯痛が酷い場合は、我慢せずに現地の歯科クリニックを受診しましょう。

なぜかと言うと、我慢しているとせっかくの旅行が楽しめないからです。

旅行の中には、観光地を巡るだけでなく、その地の美味しい物を食べることをメインにおいている方もいます。

多少の痛みならば我慢できても、痛みが酷いと食事や観光を楽しむことができません。

よって、我慢して辛い思いをするくらいならば、現地で歯科クリニックを受診し、応急処置をしてもらった方が良いのです。

その際に、後の治療をかかりつけの歯科クリニックで行うことなどを伝えておくと、スムーズに対応してもらえます。

旅行先で土日祝日に歯が痛くなった場合は?

旅行先で歯が痛くなったのが土日祝日だった場合や、夜間だった場合などは、救急外来もしくは休日・夜間診療を行っている歯科クリニックを訪れましょう。

救急外来は24時間いつでも診療していますが、交通事故やその他の事故による外傷などの手当をメインとしています。

そのため、歯痛の手当をしてもらえるのかどうか、まずは電話で確認してからタクシーなどで出向くようにしましょう。

休日・夜間診療については、日本医師会に所属している歯科医師が交代で担当しているため、急な歯の痛みにも対応してもらうことが可能です。

よりスムーズに受診できるよう、電話してから来院することをおすすめします。

海外旅行中に虫歯治療を受けるのは避けよう

旅行先が海外であった場合、急に虫歯が痛み出しても、歯科クリニックには通院しないことをおすすめします。

なぜなら、海外は医療費が非常に高いからです。

日本は社会保険が充実しているため、虫歯の治療も比較的安価で受けられます。

一方海外では、例えば虫歯の根管治療を受ける場合、高ければ日本の10倍以上の治療費がかかります。

そのため症状の程度にもよりますが、帰国するまでの間は口内を清潔にしたり、痛み止めを服用したりするのがベストだと言えます。

旅行先で歯の痛み止めを服用する

また、旅行先で歯科クリニックを受診するほどでもないと考える方は、市販薬でも構いませんので痛み止めを服用してみてください。

仮に歯の治療を受けている場合は、もしもの時に備えて、歯科クリニックから痛み止めを処方してもらうと安心です。

痛み止めはあくまでも応急処置になりますが、痛みがないだけでも旅行中の過ごし方が変わります。

歯痛に対応している市販薬は多くありますから、体調不良時用の薬と一緒に持参してみてはいかがでしょう。

そして、歯に痛みがある時こそ、歯磨きをしっかりと行うようにすることも1つの対処法になります。

口の中をできるだけ清潔な状態にして、旅行後すぐにかかりつけの歯科クリニックを受診できるようにしておきましょう。

旅行中に歯が痛くなりやすい理由

旅行中に歯が痛くなりやすい理由としては、旅行疲れが挙げられます。

旅行は非常に楽しいものですが、楽しすぎてつい無茶な日程を組んだり、夜更かしをしたりしてしまいがちです。

このような状況が何日も続くと、体力が低下し、睡眠不足にもなるため、虫歯の痛みが強くなることがあります。

そのためどれだけ楽しくても、旅行中はしっかり睡眠時間を確保し、疲れを溜めないようにしましょう。

ちなみに旅行先ではお酒飲む機会も多いかと思いますが、どれだけ心地良くても、お酒を飲んだ後はいつも通りブラッシングをしてから就寝してください。

旅行好きな人ほど歯の定期検診が必要

旅行先で歯が突然痛くなっても、現地の歯科クリニックの受診や薬の服用で応急処置することが可能です。

しかし、一番大切なのは旅行中に痛みを感じないことです。

そのためには、日々の定期検診を怠ってはいけません。

痛みは急に生じるのでなく、日頃からのケア不足が積み重なった結果、旅行中に歯が痛んでしまうのです。

旅行好きな方は、現在治療中かどうかに関わらず、定期検診をしっかりと受け、常に万全の状態を整えておきましょう。

痛みの不安なく旅行できるかどうかは、日頃の行動にかかっています。

飛行機に乗ると虫歯が痛みやすい?

事前に虫歯の治療を受けていない状態で飛行機に乗ると、虫歯が痛みやすくなります。

こちらの理由は、主に気圧の変化です。

水平飛行している高度での飛行機の機内は、約0.8気圧です。

こちらは標高2,000mの環境とほぼ同じです。

このように気圧が変化することにより、体内や歯の内部の空気が膨張するため、患部が圧迫されて痛みが生じます。

また飛行機に乗ると虫歯が痛みやすい理由としては、不安やストレスなどの精神的負担も挙げられます。

特に初めて飛行機に搭乗するような方は、飛行中の事故などについて不安を感じるため、不安やストレスが生じやすいです。

このような精神的負担が、虫歯の痛みを強くすることもあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・旅行先で歯が痛んだ時は、現地の歯科クリニックを受診する

・歯科クリニックを受診するほどでない場合は、薬の服用で痛みを抑えても良い

・旅行好きな人ほど、急な痛みや治療を防ぐため、定期検診が必要

・定期検診でトラブルを発見、治療しておくと、不安なく旅行を楽しめる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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