過剰歯の影響で発生する3つのトラブルとは?

歯の本数にトラブルがあると、歯並びや噛み合わせに支障が出てしまい、大きなトラブルに発展してしまいます。

それに加えて、他にもトラブルが発生する可能性があります。

過剰歯の影響で発生するトラブルには、何があるのでしょうか?

早期治療のためにも、内容について知っておきましょう。

過剰歯の影響から嚢胞(のうほう)ができることで生じるトラブル

歯茎の中に過剰歯を発見した際、その場所を囲むように嚢胞ができていることがあります。

この嚢胞は膿の塊になり、白血球の死骸が固まったものです。

痛みがないから問題ないと思ってしまうかもしれませんが、恐ろしいのはここからです。

歯を覆っている嚢胞は、どんどん大きくなると、永久歯の歯根を溶かしてしまう可能性があります。

過剰歯をきっかけに新たなトラブルを招く可能性がありますから、嚢胞の段階で治療するようにしてください。

大きくなる前に対処できるのが、ベストです。

目視が難しい位置にある時は、歯科クリニックで診てもらいましょう。

過剰歯が永久歯の歯根を溶かしてしまうトラブル

また、過剰歯が埋まっている“場所”によっても、永久歯の歯根を溶かしてしまうトラブルが発生してしまいます。

歯の神経が死んでしまうと、永久歯が抜けやすくなってしまいますから、歯の丈夫さが失われてしまいます。

レントゲンで過剰歯が埋まっていることが発覚した場合でも、表面に生えていないからと安心することはできません。

埋まっている場所が悪く、そのまま成長すると現在の永久歯に悪影響を与えてしまうことも覚えておきましょう。

過剰歯が細菌感染するトラブルがある

最後に、過剰歯は歯茎の中に埋まっている状態でも、細菌感染するリスクがあり、痛みや腫れのトラブルを引き起こすことがあります。

その原因は、虫歯です。

虫歯の進行が進み、神経にまで到達すると、歯の根元に虫歯菌が入り込みます。

その歯の周辺に過剰歯が埋まっていると、虫歯菌がそこにも影響を与えるのです。

このような状態になると、虫歯の治療だけでなく、過剰歯も含めて治療をしなければなりません。

大掛かりな治療になりますから、時間もかかります。

単なる虫歯でも、最悪の事態になる可能性が十分にあります。

過剰歯が見える見えないに関わらず、放置してしまうと歯を失ってしまいかねません。

歯の本数が少ないのも問題ですが、多くてもいけません。

歯科クリニックでの治療で歯や骨の健康が取り戻せますから、違和感だけでなく見た目に変化があった時も相談に来てください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・過剰歯が埋まっている周辺に、嚢胞ができることがある

・過剰歯が永久歯の歯根を溶かしてしまい、歯が抜けてしまうことがある

・虫歯が悪化することで、過剰歯に細菌感染を招くことがある

・虫歯の被害は過剰歯にも影響するため、複数のトラブルを招く前に治療しよう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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