将来のキレイな歯並び、顎の位置を実現するため、自身の子に小児矯正を受けさせたいという親御さんは多いかと思います。
しかし、小児矯正にも向き不向きというものがあり、ある程度性格の条件を満たした子どもでなければ、継続するのは難しくなります。
ここからは、小児矯正に向いている子どもの性格について解説します。
我慢強い
小児矯正を継続するにあたってもっとも大事なのは、やはり子どもの我慢強さです。
小児矯正は、長時間にわたって歯科クリニックに通い続ける必要があります。
また、歯を動かす治療であるため、ときには痛みを伴うこともあり、これらのことを我慢できる性格でなければ、十分な効果を得られなかったり、治療が長引いたりするおそれがあります。
近年は、取り外しができる矯正装置の取り扱いも多く、従来のワイヤー装置と比べて痛みは軽減されましたが、それでも我慢が続かない子は、小児矯正には向いていないと言えます。
物覚えが良く几帳面
小児矯正による効果を得るためには、毎日忘れずに矯正装置を装着し、決められた装着時間を守らなければいけません。
そのため、ある程度物覚えが良くなければ、効果は薄れてしまいます。
また、矯正装置は毎回適切な方法で脱着し、クリーニングなどのメンテナンスも行わなければいけません。
このような作業は、几帳面な性格の子でなければ、大きなストレスになることが考えられます。
もちろん、メンテナンスに関しては、親御さんが一緒に行うのが望ましいですが、こちらの作業を苦痛に感じる子は、小児矯正が継続できない可能性が高いです。
素直
素直な性格であることも、小児矯正を行うにあたっては大事なことです。
親御さんが自身の子に小児矯正を受けさせる場合には、まず歯並びをキレイにすることの重要性について理解してもらわなければいけません。
このとき、素直に歯科クリニックの医師を含む大人の言うことを聞き入れ、ルールを守ってくれるような性格の子どもは、良い歯並びになる可能性が高いです。
逆に、大人の言うことに納得できないような子は、小児矯正に対して前のめりになってくれないことが考えられます。
まとめ
ここまで、小児矯正に向いている子どもの性格について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
小児矯正は、歯科クリニックや親御さんのサポートがあって初めて成立するものですが、最終的に効果が得られるかどうかについては、やはり治療を受ける子ども自身にかかっています。
また、小児矯正に向いていない子を持つ親御さんは、歯科クリニックで別の治療方法などについて相談するのも一つの手です。
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