歯周病は、日本人のほとんどがかかる病気です。
かかった場合は歯科医院で治療してもらうべきですが、その治療には長い時間がかかります。
まずはかからないようにすることが大切でしょう。
そのために、日常的にできるケアとして、歯を磨くことが挙げられます。
歯周病予防に向いている歯みがき粉や歯ブラシについて、解説します。
歯周病予防に向いている歯磨き粉は?
ドラッグストアに行くと、様々な歯磨き粉が売られています。
値段や効能など様々な違いがあるのですが、その中で歯周病予防に向いている歯磨き粉とはどのようなものでしょうか?
まず注目したいのが、医薬品と医薬部外品の違いです。
医薬部外品というのは予防や衛生を目的としたもので、効果や効能に有効な成分が一定の濃度で含まれている、厚生労働省が許可したものです。
医薬品は、何らかの病気の治療を目的としたものを指します。
市販されている歯磨き粉はほとんどが医薬部外品であり、医薬品は歯科医院で売られているものが主流です。
市販されている歯磨き粉の中には歯周病予防と書かれているものがあります。
歯周病予防と記載された歯磨き粉には、殺菌作用や炎症の抑制などの効能があり、一般的な歯磨き粉よりも歯周病の症状にアプローチする効果があります。
リンス洗口液は口腔内を衛生的にキープすることを目的としたもので、歯磨き後に補助するために使用するものだと考えておきましょう。
歯茎が下がってしまうと知覚過敏が起こりやすくなるのですが、その場合は研磨剤が使用されていない歯磨き粉がおすすめです。
歯周病予防に向いた歯ブラシは?
歯周病予防と書かれた歯ブラシはありません。
それでも、やはり予防に向いたものと向いていないものがあります。
予防のためには、汚れを残さず磨ける歯ブラシを選ぶことが大切です。
歯肉が炎症になっていて痛みが強い場合は柔らかい歯ブラシを使用しましょう。
通常は、やわらかめからふつうの固さの歯ブラシを選んで磨くと汚れが残りにくくなります。
汚れを残して、プラークが発生しないようにすることが大切です。
まとめ
歯周病を予防するには、普段のケアから気を付けておかなければいけません。
日常において最も大切なケアは、歯磨きです。
歯周病を予防するためには、それに向いている歯磨き粉を使用し、歯ブラシも口腔内の状態に合わせて選ぶようにしましょう。
一度歯周病になると、受けたダメージは元に戻らないこともあります。
そうならないように、普段から予防しておくようにしましょう。
患者様には、治療内容をアニメーション動画で分かりやすく説明し、納得頂ける治療をさせて頂きます。