歯を失ってしまった時、保険診療で治療をしようと考えた場合に、ブリッジ治療を選択する人は多いでしょう。
しかし、ブリッジは治療の内容によって保険が適用されないこともあるのをご存知でしょうか?
保険が適用されないケースについて、解説します。
ブリッジ治療で保険が適用される条件
ブリッジ治療は、基本的に保険を適用することができるため、自分で負担するのは治療費のうち1割から3割ほどとなります。
しかし、どのような場合でも適用されるわけではありません。
保険が適用される条件として、まず失われた歯の本数があります。
失われた歯が1本だけ、もしくは隣り合った2本の歯が失われた場合は、保険が適用される条件を満たします。
しかし、連続した3本の歯が抜けてしまった場合には保険が適用されません。
また、犬歯を含めて歯が失われた場合は、たとえ2本分でも保険が適用されないケースもあるため、注意が必要です。
土台となる歯が健康であることも条件となっていて、少なくとも2年は問題ないと判断された場合のみ保険が適用されます。
土台となる条件を満たさないようだと、保険が適用されないことに注意が必要です。
ブリッジの素材も重要な条件で、前歯は表面が白いプラスチックになっているレジン前装冠という銀色のもの、小臼歯より奥の歯は、基本的に金銀パラジウムなど銀色の被せものを使用しなくてはいけません。
なお、奥歯は一定の条件を満たした場合に、高強度硬質レジンブリッジという白い材質のブリッジが保険適用されます。
保険が適用されないケースとは?
保険が適用されないケースとしてまず挙げられるのは、ブリッジの素材が保険外診療となるセラミックやゴールドなどを使用している場合です。
審美性を高めることを目的とした場合には、保険が適用されません。
また、土台となる歯の状態が悪く、ブリッジを支えることが難しいと判断された場合も保険の適用外となります。
例えば重度の虫歯だった場合には、保険の適用外となるのです。
さらに、ファイバースコープなどを用いて、精度の高い治療を行った場合も保険が適用されません。
ブリッジ治療を終えてから2年以内に、痛みなどがないのに再治療を行った場合にも、保険は適用されないので注意しましょう。
まとめ
ブリッジ治療は保険診療での治療が可能なため、あまり高額な治療費を支払いたくない場合でも安心して治療を受けることができます。
しかし、保険が適用されるにはいくつかの条件があるため、その条件を把握しておかなければ、治療費が予想外に高額になる可能性があります。
保険診療となるための条件と、自分がそれに適合しているかどうかをしっかりと確認したうえで治療を受けましょう。
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