義歯の中でもインプラントは、頑丈というイメージを持っている方が多いでしょう。
しかし、頑丈だからといって損傷しないことはありません。
特に上部構造の人工歯の部分は、欠けてしまうことがあるのです。
今回は、インプラントの歯が欠けてしまう原因を3つお伝えします。
インプラントの歯で硬いものを噛んだことが原因
まず、インプラントの歯が欠けてしまう原因は、せんべいのような硬いものを噛んだことにあります。
インプラントに限らず、天然歯でも硬すぎるものを噛んでしまうと、歯が欠けてしまいます。
頑丈なインプラントであっても、限度があるのです。
そして、硬すぎるものは、食べ物だけではありません。
硬い缶の蓋を歯でこじ開けようとする行為も、歯が欠けてしまうリスクを高めてしまうのです。
これぐらい大丈夫だと思っても、思わぬことで歯が欠けてしまう時がありますので注意してください。
インプラントの歯に強い衝撃を受けたことが原因
次に、インプラントの歯に強い衝撃を受けた場合、例えば、事故に遭ったり転んだりしたことが原因で歯が欠けてしまう時があります。
衝撃が強すぎると、歯が割れてしまうことがあります。
また、強い衝撃は外部からだけではありません。
食いしばりや歯ぎしりが過度に行われた場合も、その衝撃で歯が欠けてしまうことがあります。
インプラントの人工歯が頑丈だというのは、普通の生活で歯が受ける衝撃の範囲内の話です。
インプラントの歯を含めた噛み合わせの変化が原因
最後は、インプラントを含めた全体の噛み合わせが変化したことが原因で、ズレにより歯が欠けてしまうことです。
たかが噛み合わせのズレであっても、油断してはいけません。
正常な噛み合わせでないことで、歯に強い負荷がかかってしまうのです。
今回は3つの原因をお伝えしましたが、どれも歯科クリニックで改善できます。
かかりつけ医を受診すると、保証期限内なら無料で対応してもらえますし、患者様の歯の状態に合わせた治療をしてもらえます。
これを放置してしまうと、治療が難しい状態になってしまうことがありますので、治療できるうちに受診した方が安心です。
インプラントの歯に限らず、自然歯でも欠けた時は、速やかに歯科クリニックを受診しましょう。
歯科クリニックを受診する理由は、虫歯以外のトラブルでもいいのです。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラントの歯が欠けてしまうのは、硬いものを噛んだことが原因
・インプラントの歯に強い衝撃が加わることでも欠けてしまう
・噛み合わせのズレが生じると、歯に強い負荷がかかり欠けてしまう
・インプラントの歯が欠けた時は、すぐに歯科クリニックへ行こう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。