歯磨きは、歯ブラシを色々な角度から動かして行いますが、具体的にどう動かせばいいのか分からないことがあります。
その際、4つのブラッシング法を駆使して磨くと、汚れを残さず取り除けるのです。
4つのブラッシング法には、何があるのでしょうか?
今回は、ブラッシング法の特徴を踏まえた歯磨きについてご説明します。
4つのブラッシング法でできる歯磨き
歯ブラシの使い方でできるブラッシング法の4つは、以下の通りです。
・スクラッピング法
歯ブラシの毛先を90度にして、歯1~2本を10回程度磨く方法です。
動かし方がイメージしやすく簡単ですが、歯を1本1本丁寧に磨くことになるため、広範囲のブラッシングには不向きな特徴があります。
・ローリング法
毛先を歯の根元に垂直にあて、歯の先端部分に向けて回転させて磨く方法です。
こちらも動かし方が分かりやすいですが、歯の側面を磨くことができても、歯と歯茎の境目の部分が磨きにくい特徴があります。
・フォーンズ法
毛先を90度にして歯の側面にあて、歯ブラシを回転させながら磨く方法です。
広範囲の汚れを落とすことができますが、細かい部分の汚れは落としにくい特徴があります。
例えば、歯と歯の隙間の汚れが挙げられます。
・バス法
毛先を45度にして歯茎にあてて小刻みに動かし、歯を1本1本磨いていく方法です。
歯茎と歯の隙間を磨ける方法で歯周ポケットの汚れを落とすことができますが、力の入れ具合や磨きすぎがあると歯茎を傷めてしまう特徴があります。
これら4つの方法には、メリットとデメリットがあります。
デメリットをカバーする意味でも、4つのブラッシング法は普段の歯磨きの中で積極的に取り入れていきましょう。
ブラッシング法を知ることは歯磨きで虫歯予防するための基本
4つのブラッシング法は、歯磨きをする上で欠かせない方法になります。
歯科クリニックで定期検診をしたとしても、普段の予防が適切に行われていなければ、虫歯を防げません。
1回1回の歯磨きを丁寧に行うといっても、時間をかければいいものではありません。
ブラッシングで汚れを落とせているかどうかが、大事になるのです。
4つのブラッシング法は、大人だけでなく、子どもの歯磨きでも欠かせませんから、子どもと一緒に磨き方を覚えてしまうのもいいでしょう。
その際は、歯科クリニックにも足を運んでみてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ブラッシング法には、スクラッピング法、ローリング法、フォーンズ法、バス法がある
・4つのブラッシング法には、歯磨きの上でメリット・デメリットがある
・歯科クリニックで定期検診をしても、普段の予防が適切でないと意味がない
・ブラッシングで歯の汚れを落とせているかが大事
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。