歯の黄ばみを白くするために行われるホワイトニング。
タバコのヤニが原因で黄ばんでしまい、ホワイトニングを受けられる患者様は珍しくありません。
ですが、いくらホワイトニングのためとはいえ、禁煙するのは辛いと感じる方もいるでしょう。
ホワイトニング中は、タバコを吸っても大丈夫なのでしょうか?
ホワイトニングのためにタバコは止めるべき?
結論から言うと、ホワイトニングのためにタバコを止めなければならない、ということはありません。
禁煙した上でホワイトニングを受けてもらうと、歯が白くなる効果を強く実感できます。
とはいえ、禁煙が厳しい場合でも、効果が得られないことになりません。
歯科クリニックで、通院回数と得られる効果を調整した上で治療を行いますので、問題なくホワイトニングは受けられます。
ホワイトニング後にタバコを控える時間
オフィスホワイトニングを受けた後は、タバコを24時間控えなければなりません。
なぜなら、オフィスホワイトニング後は歯を保護するミネラルとペクリル層が失われているからです。
これらが失われている状態は、非常に歯が着色しやすくなっています。
そこにヤニによって着色がなされてしまうと、せっかくのホワイトニングの効果が得られなくなってしまうのです。
そのため、治療後24時間は禁煙するのが望ましいです。
補足ですが、タバコのヤニ以外にも、着色しやすい食べ物、飲み物を治療後24時間以内に飲んでしまうと、ホワイトニングの効果が得られません。
基本的に着色しやすいものには、注意すべきです。
ホワイトニングの効果を継続してタバコを吸いたい時は
ホワイトニングの効果を継続しつつタバコを吸いたい時は、ヤニの影響を抑えるケアを一緒にしましょう。
その方法は、着色汚れに特化した歯磨き粉を使用すること、喫煙後に口をゆすぐことです。
これらの方法で、ヤニが歯に付着したままの状態を少なくすることができます。
また状況によっては、大掛かりな治療がなくても定期的な歯のクリーニングを受けることで、ホワイトニングの効果を維持し続けることも可能です。
タバコの場合、体質の他に喫煙量もホワイトニングを左右する要素になります。
理想のホワイトニングの実現には、タバコとの付き合い方を見直す必要がある場合もあります。
患者様にあったケアを、歯科クリニックで探していきましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ホワイトニングのためにタバコを止める必要はない
・禁煙した上でホワイトニングを受けた方が、効果は得やすい
・ホワイトニング後24時間は、タバコを控えた方がいい
・効果を維持しながらタバコを吸いたい時は、ヤニの影響を抑えるケアを一緒にしよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。