マスク生活が長いことで、口臭を気にされる患者様が増えました。
同時に、歯の黄ばみについても気にする患者様が増えているのです。
マスク生活が長いと、歯の黄ばみが目立つのはどうしてなのでしょうか?
虫歯のようなトラブルとは違いますが、審美面に関わりますので、その原因を解説します。
マスク生活で生じる歯の黄ばみの原因
マスク生活で生じる歯の黄ばみには、2つの原因があります。
1つ目は、黄ばみの原因となるステインが付着しやすい食べ物や飲み物を食べる機会が増えたことです。
身近で一番分かりやすいのは、コーヒーや紅茶を飲む機会が多くなったことでしょう。
マスク生活が始まってから、自宅で過ごす時間も増えたはずです。
その影響で、ステインが付着しやすいものを摂る機会が増え、黄ばみが目立つようになったのです。
飲食後に歯磨きをすることでステインの付着を少なくできますが、他人と接する機会が減った今、小まめなケアを怠ってしまっている方もいるはずです。
2つ目は、マスクを着けていることで口呼吸になりやすく、口内が乾燥してしまうことです。
ステインは、口内が乾いていると歯に付着しやすいですし、蓄積しやすいです。
唾液の分泌量が減っていると、ステインの蓄積を止められません。
ステインによる黄ばみを綺麗に落とすのは、至難の業です。
それが多く蓄積されているとなれば、セルフケアだけだと厳しい場合もあります。
マスク生活における歯の黄ばみの予防法
マスク生活で歯の黄ばみが目立つと感じた時、まずできることは歯磨きと唾液の分泌量を増やすことです。
日々のブラッシングを起こってしまうと、すぐにステインが付着し落としにくくなってしまいます。
さらに、鼻呼吸になっている時は口呼吸を意識するだけでも、唾液の分泌量が違ってきます。
その他にできることとしては、歯の黄ばみを取り除く製品を使用することです。
黄ばみ用の消しゴムが販売されていますので、気になる方は使用してみてください。
また、セルフケアで厳しい場合は、歯科クリニックでのホワイトニングで黄ばみの悩みを解消できます。
虫歯のように大きなダメージになるものではありませんが、歯が綺麗だと日々の印象や気持ちが変わります。
たかが黄ばみと思わずに、可能なケアについて知ってみませんか?
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マスク生活で歯が黄ばむのは、ステインが付着する機会が多くなったから
・口呼吸で口内が乾燥してしまうことも、ステインの付着や蓄積に繋がる
・すぐにできる予防策は、歯磨きと鼻呼吸で唾液の分泌量を増やすこと
・黄ばみ用の消しゴムの使用や、歯科クリニックのホワイトニングで黄ばみを改善できる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。