妊娠中の患者様の中には、口臭で悩まれている方が多いです。
妊娠による影響だから仕方ないと思ってしまいますが、簡単な方法で改善できるのです。
ちょっとしたケアで、妊娠中の口腔内を快適にしてみませんか?
いくつかご紹介しますので、ピッタリな方法を探してみましょう!
妊娠中の口臭対策法~重曹うがい~
妊娠中の口臭対策法として、重曹を薄めてうがいをする“重曹うがい”があります。
重曹は料理でも使用されますから、身体にも安全です。
うがいをする際は、100ccの水に対し、小さじ半分程度の食品用の重曹を入れてください。
重曹を入れると、口臭予防だけでなく、歯肉炎や虫歯、舌苔の予防にもなるなど、口腔内の環境にとって良い効果が得られます。
さらに、重曹はアルカリ性ですから、口の中を中性にしてくれる効果もあります。
妊娠中はどうしても唾液の影響で酸性になりやすいため、うがいをするだけでも口の中の環境を整えてくれるのです。
重曹うがいは無臭で多少塩辛い、苦みがある程度です。
つわりなどで香料のあるケアグッズが使えない方は、是非一度試してみてください。
注意点は、重曹を入れすぎないことです。
重曹を入れすぎてしまうと、粘膜を痛めてしまったり、塩分の過剰摂取を招いてしまったりする恐れがあります。
多い方が高い効果が得られると思ってはいけません。
妊娠中の口臭対策の基本をおさらい
先程重曹うがいについてご紹介しましたが、妊娠中の口臭対策の基本は以下の通りです。
・歯磨き
・ガムを噛んで唾液の分泌を促す
・歯磨きができない時はマウスウオッシュでうがい
上記3つは、妊娠中に限らず、口臭対策としてどれも大切なケアになります。
どれも口の中を清潔にしてスッキリさせたり、唾液の分泌を促し口内環境を良くしたりしますから、体調と相談して可能な方法を実践しましょう。
妊娠中の口臭対策のポイント
妊娠中の口臭対策法を選ぶ際は、続けられるかどうかをポイントにして選びましょう。
それは、体調が良い時、悪い時、それぞれに対応した形でも構いません。
体調が良い時は丁寧にケアできる方法を、悪い時はマウスウオッシュや重曹でうがいをするだけでも、口の中を清潔に保つことができます。
色々な方法を知っていると、体調にあわせて対応できるので、無理のない範囲で続けていきましょう。
体調の良い時に歯科クリニックで診てもらうのも歯科トラブルの予防になりますから、どうしても口臭が気になる時は相談してみてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・妊娠中の口臭対策として、重曹うがいも効果的な方法としてある
・食用の重曹を使用することで、口臭予防だけでなく虫歯などの予防にもなる
・歯磨きやマウスウオッシュなどが口臭対策の基本ケアになる
・体調にあわせて、やりやすい方法で口臭対策を行うのが大切
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。