お風呂に入りながら歯磨きすることのメリットとは?

虫歯予防に歯磨きが大切だと分かっていても、面倒だと思ってしまう時はありませんか?

そのような時は、お風呂で一緒に歯磨きも済ませましょう。

実は面倒さがなくなるだけでなく、お風呂に入りながらこそのメリットも生まれるのです。

本記事では、お風呂に入りながら歯磨きすることのメリットをお話しします。

お風呂に入りながらじっくりと歯磨きができる

お風呂に入りながら歯磨きするメリットは、時間を気にしなくて良いことです。

朝の時間帯だと、その後の予定がありますので落ち着いて磨くことができません。

ですが、お風呂に入りながらだと時間を気にせず、丁寧な歯磨きをすることができます。

その際にお勧めしたいのが、歯磨き粉を使用しない歯磨きです。

丁寧なブラッシングを意識することで、普段以上に歯の汚れを落とすことができますし、歯磨き粉を使用しないため泡立ちを気にする必要がありません。

汚れを落とすことに集中できる方法ですから、丁寧にケアをしたいと考えている方は是非試してみてください。

お風呂で歯磨きすると血行が良くなる

お風呂で歯磨きするメリットは、丁寧に時間をかけて磨くことができるだけではありません。

体が温まった状態だと歯肉や粘膜の血行が良くなり、歯磨きの効果を高めることができるのです。

歯磨きで大切なのは、歯を綺麗にすることだけではありません。

口の中全体の健康を維持することが目的ですから、歯肉、粘膜も一緒に元気な状態にできるのです。

口臭予防効果も期待できる

お風呂で歯磨きを行うことにより、口臭の予防効果も期待できます。

こちらは自律神経の変化が関係しています。

しっかりお湯に浸かりながら身体を温めると、リラックスして副交感神経が優位になります。

また副交感神経が優位な状態で口内を刺激すると、サラサラの唾液が多く分泌されます。

こちらは口内のプラークを洗い流す効果が高く、歯周病や口臭を予防してくれます。

逆に唾液の分泌量が少なかったり、質が悪かったりすると、口臭のリスクが高まるため注意が必要です。

強い口臭を発していたとしても、自分自身ではなかなか気付くことができません。

お風呂での歯磨きには若返り効果も

お風呂で体が温まった状態で歯磨きすることで、唾液の分泌量が増えるため、“若返り”効果を期待することができます。

なぜなら、体が温まることで若返りホルモンと呼ばれる“パロチン”が、唾液内に分泌されるからです。

さらにパロチンは、全身の細胞の活動を活発にする働きを持っています。

そのため、骨や歯を丈夫にしてくれるのです。

唾液の分泌量が増えるのは虫歯予防にとっても重要ですが、それ以上のメリットがあることが分かります。

虫歯予防に限らず、美容面に関心のある方は、歯磨きタイミングにも注目してみましょう。

また毎日が忙しく、歯磨きを忘れてしまうという悩みを抱えている方は、お風呂と歯磨きを別々にせず一緒に済ませてしまいませんか?

正しい歯磨きの仕方でケアをしたい場合は、歯科クリニックで正しい磨き方を教えてもらいましょう。

パチロンにはダイエット効果もある

先ほど、お風呂で身体を温めることでパチロンが分泌されるという話をしましたが、こちらにはダイエット効果も期待できます。

パチロンが分泌されると代謝が良くなり、体内の老廃物を排出しやすくなるため、ダイエットにも良い影響をもたらすという仕組みです。

またお風呂に入ると水圧で腹部が圧迫され、胃液の分泌が抑制されるため、空腹感が解消されることもあります。

さらに口内をスッキリさせることで、その後食べ物を口にする気持ちも抑えてくれます。

つまりお風呂で歯磨きをするだけで、食べすぎや余計な間食を防止できるということです。

お風呂で歯磨きをする際は歯ブラシの保管に注意

お風呂での歯磨きにはさまざまなメリットがありますが、歯ブラシは浴室の外で保管するようにしましょう。

浴室内は湿気が多く、カビが生えやすいからです。

毎日お風呂で歯磨きをしている場合でも、次に歯ブラシを使うまでにカビが付着してしまうことがあります。

口に入れるものにカビや菌が付着すると不衛生ですし、そのまま使用すると健康被害を及ぼすことも考えられます。

そのためたとえ面倒であったとしても、歯ブラシは毎回磨き終わった後、浴室外の洗面台などに置いて乾燥させましょう。

ちなみに浴室の外であっても、毛先が濡れたまま保管すると、カビや菌が繁殖する可能性が高くなります。

自宅のお風呂以外で歯磨きをするのはNG

お風呂に浸かりながらの歯磨きにはさまざまなメリットがありますが、自宅以外の公衆浴場で歯磨きをするのはNGです。

銭湯や温泉などは、不特定多数の方が利用するため、歯磨きをしていると不快に思われる方もいます。

そのため、お湯に浸かりながらの歯磨きはもちろん、洗い場での歯磨きも控えるようにしましょう。

ただし、アメニティとして洗い場に歯ブラシを完備している公衆浴場の場合、歯磨きをしても問題ないでしょう。

もちろん、歯磨きの後は口内の汚れを吐き出す必要があるため、すぐ近くに人がいないかなどは意識する必要があります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・お風呂に入りながらだと、じっくりと歯磨きをすることができる

・丁寧に磨けるだけでなく、血行が良くなるため、歯肉や粘膜も一緒に健康な状態にできる

・お風呂で体が温まると、唾液の分泌量が増え若返りもできる

・若返りホルモンのパロチンが全身の細胞を活性化させるため、骨や歯も丈夫になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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