ほとんど歯がなくなってしまった患者様への治療は、総入れ歯一択だけだと思っていませんか?
実は、インプラントでも歯を補うことが可能なのです。
ですが、インプラントは部分的にしか治療ができず、費用が高いと思われる方もいるでしょう。
そこで今回は、総入れ歯でもインプラント治療が可能な方法についてご紹介します。
総入れ歯の患者様向けのインプラント治療“オールオン4”
歯がなくなってしまった患者様には、総入れ歯を勧めることがあります。
しかし、総入れ歯は自分の歯ではありませんから、噛み合わせに違和感があったり、痛みを感じたりすることが少なくありません。
自分の歯と同じような感覚がいいと考えている総入れ歯の患者様には、インプラント治療の“オールオン4”があります。
これは4本のインプラントを埋入し、人口歯を支える方法になります。
場合によっては、6本のインプラントを埋入するオールオン6という方法を採ることがあります。
通常のインプラント治療は、1本の歯を支えるために、1本のインプラントを埋めなければなりません。
それでは、歯1本ごとにインプラントを埋め込まなければならず、骨への負担が大きくなってしまいます。
骨への負担を軽くしながらも、自分の歯と同じ感覚で噛めるということで、選択される患者様が増えている治療法になります。
総入れ歯の患者様でも安心してインプラント治療が受けられる治療法
オールオン4は、総入れ歯の患者様にとってインプラント治療の中でも様々な不安なく受けられる治療法になります。
なぜなら、使用するインプラントが少ないことで、体への負担だけでなく、費用を抑えつつ治療期間の短縮が可能になるからです。
インプラント治療は、総入れ歯と違い、自費診療の扱いになります。
歯を1本埋入するだけでも、高額だと感じてしまいやすいです。
それを全ての歯で行うとなると、高額になってしまうのは容易に予想できます。
また、インプラントの埋入は外科手術になりますから、歯科クリニックの中でも治療に時間がかかり、トラブルが起きないか慎重に経過観察しなければなりません。
治療に関わる不安事が少なくできるのは、オールオン4の最大の特徴になります。
とはいえ、オールオン4を行うには、インプラント治療の熟練した技術が必要です。
オールオン4での治療を検討している場合は、治療経験が豊富だったり、インプラント治療の技術力が高かったりする歯科クリニックを選ぶようにしましょう。
まずは治療が可能かどうか、歯科クリニックにご相談ください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・総入れ歯の患者様向きのインプラント治療には、オールオン4がある
・少ないインプラントで人口歯を支える方法で、自分の歯と同じ感覚で噛めるようになる
・体への負担だけでなく、費用面を抑え、短期間での治療が可能
・インプラント治療の高い技術力が求められるため、歯科クリニック選びには注意しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。