歯科クリニックでは、可能な限り歯を残せるような治療を行っています。
ですが、中には歯科クリニックが頑張っても、残せない歯があるのです。
自分の歯を大切にしたい、できる限り残しておきたいと考える患者様にとっては悩ましい問題になるはずです。
ところで、残せない歯にはどのような特徴があるのでしょうか?
歯科クリニックでも残せない3つの歯
歯科クリニックでも残せないほど症状が進行している歯は、以下になります。
・大きな割れや破損がある歯
・重度の歯周病
・歯の土台まで浸食された虫歯
いずれの歯も、歯科クリニックの治療によって回復が見込めないものになります。
歯科クリニックで治療できるのは、治療をしても他の歯に影響が出ない場合になります。
あまりにも症状が悪化している歯は、残しておくと他の歯に支障が出かねません。
その結果、口内環境や噛み合わせに影響が出てしまうこともあるのです。
よって、このような状態に歯がなっている時は、残しておくという選択ができないことが多いです。
歯科クリニックでの抜歯は回避できるのか?
ところで、上記のような状態に歯がなってしまった場合、抜歯を勧められることがあります。
とはいえ、抜歯だけは避けたいと考えている患者様もいるはずです。
そのような意向は、歯科クリニックで考慮してもらえるのでしょうか?
基本的に歯科クリニックでは、患者様の意向を聞きながら歯の治療を行っていきます。
もちろん、できるだけ抜歯したくないという意向に対しても、最大限配慮してもらえます。
しかし、配慮したことが本当の治療になるとは限りません。
ですので、患者様には抜歯しないで歯を残したままのリスクを伝えた上で、今後の治療の判断をしてもらいます。
歯科クリニックの指示は強制ではありませんから、じっくり考えた上で治療方針を決めても問題ありません。
歯科クリニックから歯が残せないと言われないために
歯科クリニックで元の歯を残せないと言われてしまってから、予防のことを考えるのは遅いです。
自分の歯を大切にしたいと考えている患者様は、今から予防を徹底すべきです。
家でできるセルフケアだけでなく、トラブルが発生した時にすぐに治療してもらうことも欠かしてはいけません。
残せない状態の歯になってしまってから相談しては、遅い時もあります。
少しでも残せる可能性を上げるために、歯科クリニックと二人三脚で頑張ってみませんか?
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科クリニックでも残せないのは、重度の歯周病や土台のない虫歯、大きな割れのある歯
・治療が難しい場合は、抜歯を勧められることがある
・歯を残したい時は、歯科クリニックとの相談で配慮してもらえることがある
・歯が残せない状態にならないためにも、日頃の予防を徹底しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。