カルシウム不足が歯科治療に影響を与えるケースとは?

歯科治療の中には、歯の状態によって治療がすぐにできないことがあります。

その理由の一つに、カルシウム不足があります。

カルシウム不足が原因で歯科治療に影響があるのは、どのような時なのでしょうか?

スムーズに治療を受けるためにも、何の治療に影響があるのかを見てみましょう。

カルシウム不足で影響が出る歯科治療は矯正治療

カルシウム不足で歯科治療が困難になる可能性があるのは、矯正治療になります。

矯正歯科では、虫歯治療のように歯を大幅に削るような治療があまりありません。

ですが、矯正治療をする時ほど、歯が正常な状態であることが求められるのです。

矯正治療は、矯正装置で歯を動かし、歯並びを整えていきます。

歯を動かす際には骨の代謝を利用しており、骨の吸収と形成が正常に行われていなければ上手くいきません。

この時に、カルシウムが不足していて骨が弱っていると、骨の代謝が不十分で歯を動かすことができません。

特に、新たに骨を形成するためには、十分なカルシウムが不可欠です。

代謝が上手くいくことを前提に治療を行いますから、少しでも不安がある場合、治療にストップがかかることは当然のことなのです。

カルシウム不足で歯周病になった時も歯科治療に影響する

また、カルシウム不足が続くと、歯周病へのリスクを高めることになります。

カルシウム不足は、矯正治療が難しくなるだけでなく、他の歯科治療が必要な事態に発展します。

特に、歯周病であることが発覚した場合、矯正治療の前に治療しなければなりません。

これも骨の代謝に関わることが原因ですから、迂闊に治療を行えないのです。

先程もお伝えした通り、カルシウムが不足してしまうと、患者様の希望する治療がすぐにできない場合があります。

日頃から、カルシウムの摂取には気を配りましょう。

カルシウムを摂取しすぎると歯科治療以外の影響がある

カルシウムの摂取が歯科治療を行う上で大切なことは、ここまでで理解できたはずです。

しかしながら、実は摂取しすぎもよくありません。

体に必要だからといって過剰摂取してしまうと、高カルシウム血症や前立腺がんを始めとする健康障害を引き起こす可能性があります。

不安な患者様は、歯科クリニックで適切なカルシウムの摂取量を確認した上で、食生活の改善をしてみてはいかがでしょうか?

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・カルシウム不足で影響が出る歯科治療は、矯正治療

・矯正治療は骨の代謝を利用して行われるため、歯が正常の状態でなければならない

・カルシウム不足で歯周病になった際は、矯正治療がストップすることも

・カルシウムは、摂り過ぎると健康障害が起こる可能性があるため注意すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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