歯科クリニックでも「お薬手帳」を持参すべき理由

今やお薬手帳は、病院を受診する際に欠かせないものになりました。
薬の飲み合わせやアレルギーを確認するため、世代を問わず活用されています。
歯科クリニックを受診する際にも是非、お薬手帳を持参してください。
治療方針に関わる内容になりますから、大変重要になります。
詳しくご説明しましょう。

歯科クリニックでもお薬手帳は必須

意外にも認知度は低いのですが、歯科クリニックでもお薬手帳は必須です。
一見、歯科治療と服用している薬は、無関係のように思えます。
ですが、歯科治療は歯を削るだけではありません。

治療前後の痛みを緩和する目的で、薬が処方されることがあるのです。
その時に、患者様の体の特徴を知らずに処方してしまってはいけません。
リスク回避のために、お薬手帳は必ず持参して、治療を受けるようにしましょう。

歯科クリニックでお薬手帳の内容が重視される場面

歯科クリニックで行われる治療の中でも、出血が伴う治療や薬の処方が必要な場合に、お薬手帳の内容が確認されます。

まず、出血が伴う治療とは、抜歯のような大掛かりな治療になります。
その時に、血液がさらさらになる薬を服用していると、出血が中々止まらない事態になりかねません。
そのような薬の服用を知らずに治療を始めると、本人だけでなく、歯科クリニックのスタッフも驚いてしまいます。
出血があった際に適切な処置をするためにも、この情報は欠かせません。

また、喘息持ちの場合、処方する薬によっては発作が出てしまう可能性があります。
歯科クリニック内で発作が起こった場合は、しかるべき対応が必要になりますので、いざという時に備えなければなりません。
これも、事前にお薬手帳で情報を知っているのとそうでないのでは、対応のスピードに違いが出てきます。

どちらの場合も、患者様に安全に治療を受けてもらうために大切なことです。

歯科クリニックでの治療が可能かどうかもお薬手帳で判断

そして中には、病気の治療で服用している薬の影響で、そもそも歯科治療ができない場合があります。
つまり、歯科クリニックで治療ができるかどうかの判断も、お薬手帳で行われるのです。
患者様の中には、服用している薬を全て把握できていない人もいます。

抜け落ちた情報があるままだと、歯科治療がきっかけで体全体のトラブルに発展する可能性があります。
ちょっとした歯のトラブルであっても、受診する際はお薬手帳を忘れずに持って行きましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科クリニックでもお薬手帳の確認は必須

・出血が伴う治療の場合は、それに対応した治療を行うために確認しなければならない

・喘息がある場合、服薬で発作が出てしまう可能性があるため、確認が必要

・歯科治療ができるかどうかの判断にも関わるため、受診の際はお薬手帳を持参しよう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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