虫歯予防のはずが?~便利な携帯歯ブラシの落とし穴~

最近、職場でも虫歯予防をするために、携帯歯ブラシを持参している人が少なくありません。
周囲でも、持参している様子を見かける事があるでしょう。
これは、虫歯予防の意識の高さが見える一方、管理面で見落としがちな部分もあるのです。
本記事では、見落としがちな携帯歯ブラシの落とし穴をテーマにお話ししましょう。

虫歯予防を徹底するはずの携帯歯ブラシをチェックしていますか?

虫歯予防で携帯歯ブラシを毎日持参して使用するのは、とても良いことです。
しかし、毎日活躍している歯ブラシの様子をチェックしていますか?
自宅で使用している歯ブラシと同様に、携帯歯ブラシにも汚れやカビが目立ってきます。

特に携帯歯ブラシの場合は、自宅で使用している歯ブラシとは違い、歯ブラシケースに濡れたまま保管することになります。
ブラシ部分が乾かないままですから、もしかするとカビが発生してしまうかもしれません。
黒カビだけでなく、ピンク色のカビもありますから、ブラシ部分をよく見てみて下さい。

このことを知らずに歯ブラシを口に入れてしまうと、カビ菌を口の中に入れてしまうことになります。
カビは人体に悪影響ですし、菌に強く反応して症状が出てしまうこともありますから、定期的にチェックしておくに越したことはありません。

虫歯予防のために活用している人は、今一度管理方法を見直してみましょう!

虫歯予防の携帯歯ブラシの管理ポイントは?

虫歯予防用で携帯歯ブラシを持参している時は、使用後にブラシ部分を乾燥させる時間を取りましょう。
カビの発生の原因は、「濡れたまま」放置することにあります。
そのため、ブラシ部分が乾燥できるような状態にすることが、清潔に保つためのポイントになるのです。

最近の商品だと、歯ブラシケースに隙間が空いており、乾燥しやすい環境を作っている商品も登場しています。
さらに、ブラシ部分も早めに乾燥できるような工夫をしている商品もありますので、進化していると言えるでしょう。

しかし、どの商品も乾燥しやすいように工夫しているだけで、何もしないままだとその効果を発揮できません。
便利な商品を使用する時でも、乾燥のための時間は設けるようにすべきです。
詳しい機能に関しては、歯科クリニックでもアドバイスをしています。
歯ブラシのメンテナンスは自宅用だけでなく、携帯歯ブラシにも気を遣いましょう!

除菌できるケースがついたものがおすすめ

携帯用歯ブラシの管理を徹底したい方は、除菌できるケースが付帯しているものがおすすめです。

除菌できるケースとは、太陽光に含まれる紫外線を発するライトを搭載し、除菌効果をもたらしてくれるケースをいいます。
このような製品の除菌率は、どれも90%を超えています。
歯ブラシをセットすると自動で除菌が開始され、3~5分で終了するものが多いです。

また携帯用歯ブラシの場合、歯ブラシケースと一体になったものと、歯ブラシに被せる除菌キャップのみの2種類に分かれます。
除菌キャップを使用する場合は、別途歯ブラシケースが必要です。

ちなみに紫外線ライトの寿命は極めて長いですが、寿命が来たり壊れたりした場合、携帯用はライトを交換できないものが多いです。
そのため、基本的には本体ごと買い換える必要があります。

毛先が硬すぎないかどうかもポイント

携帯用歯ブラシを使用する場合のチェックポイントとしては、毛先が硬すぎないかどうかが挙げられます。

歯ブラシには大きく分けてやわらかめ、ふつう、かためという3つの硬さがあります。
しかし、携帯用歯ブラシの毛先は、家庭で使用する歯ブラシに比べて硬い傾向にあります。

そのためいつも使用している歯ブラシの感覚で選んでしまうと、思いの外硬く、使いづらさや強い刺激を感じることも考えられます。

もし販売店にサンプルが用意してあるのであれば、実際毛先を触ってみて、普段使いの歯ブラシに近い硬さのものを選ぶべきです。

持ち運びの便利さにも注目しよう

携帯用歯ブラシを購入する場合、持ち運びの便利さに注目することも忘れてはいけません。
例えば、コップ付きの携帯用歯ブラシは、非常に持ち運びに便利です。

コップ付きのタイプには、歯ブラシケースの本体がコップになったものや、キャップをコップとして使えるものなどがあります。
このようなタイプであれば、荷物を増やさずに持ち運べますし、外出先で手を使ってうがいをする必要もなくなります。

また、折り畳みができるタイプも、携帯用歯ブラシとしてはとてもおすすめです。
折り畳みタイプには、ポケットに入るほど小さいものもあるため、アウトドアなどにも最適です。

携帯用歯ブラシの注意点

携帯用歯ブラシは持ち運びに便利ですし、しっかり管理すれば機能性も高いです。
しかし、歯磨き粉がすぐに切れてしまうという問題点があります。

また、携帯用歯ブラシに付帯しているような、サイズの小さい歯磨き粉を個別で販売している店舗は少ないです。
そのため、もし歯磨き粉が切れたら、歯ブラシとセットで購入することになります。
もちろん、セットで購入し続けると、歯ブラシばかりが増えていきます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防用の携帯歯ブラシにも、汚れやカビがつきやすい

・特に、ブラシを濡れたままにしてしまうと、カビが繁殖してしまう

・携帯歯ブラシは、使用した後必ず乾燥させる時間を取るようにする

・優れた機能を持っている携帯歯ブラシでも、機能に甘えてそのまま放置してはいけない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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