虫歯予防の代表的な食べ物といえば、キシリトールガムという方も多いでしょう。
しかし、近年はガムだけでなく、「乳酸菌タブレット」も虫歯予防に役立つアイテムとして注目を集めています。
こちら、キシリトールガムと比べると、予防効果に違いがあるのでしょうか?
今回は、虫歯予防でお勧めされる乳酸菌タブレットの魅力を解説します。
虫歯予防に乳酸菌タブレットが役立つ理由
虫歯予防に注目を集めている乳酸菌タブレットに含まれているのは、「乳酸菌」です。
乳酸菌は、ドリンクやヨーグルトの商品を購入する際に、よく耳にします。
胃腸に良いというイメージが強いですが、それだけではありません。
虫歯菌にとっても、強力な対抗手段になるのです。
虫歯菌を弱める手段は、キシリトールだけでないことが広まりつつあるのです。
虫歯予防の作用が違う~乳酸菌タブレットならではの特徴~
虫歯予防において、乳酸菌タブレットが注目されているのは、乳酸菌の働きにあります。
キシリトールの場合は、虫歯菌が摂取することで酸の発生や菌自体の活動を鈍くすることができます。
反対に、乳酸菌タブレットの場合は、菌に対抗しうるバクテリオシンや酸を生成することで、菌自体の増殖を抑えていきます。
つまり、虫歯菌へのアプローチの仕方が違っていることが、区別するためのポイントになるでしょう。
さらに、乳酸菌の方が口内環境を良くする働きを持っています。
タブレットの場合は、ガムと違い長く口の中に入れておく必要はありません。
ガムが苦手な場合に、お勧めできます。
虫歯予防のブラッシング後にも乳酸菌タブレットを食べても良い
虫歯予防として注目されているもう一つの理由は、乳酸菌タブレットをブラッシング後にも食べて良いことにあります。
通常ならば、ブラッシング後に食べ物を食べるのはあまり好ましくありません。
特に、寝る前の状況だと尚更です。
寝る前に食べても良い理由には、乳酸菌タブレットに含まれている甘味料がキシリトールであることが挙げられます。
一般的な糖分と比べると、歯に優しいことが明らかですから、ご安心下さい。
しかし、乳酸菌タブレットの研究事例はまだまだ多くありません。
従って、素人判断で歯に良いからと食べ過ぎたり、選んでしまったりしてはいけません。
虫歯予防で検討している場合は、歯科クリニックで食べ方やお勧めの商品等を確認してから購入しましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防で注目されている乳酸菌タブレットに含まれる乳酸菌は、虫歯菌に対抗できる
・乳酸菌は、キシリトールと虫歯菌に対抗するアプローチの仕方が違う
・乳酸菌は、虫歯になりにくい環境を作り出してくれる
・寝る前のきちんとブラッシングをした後でも、乳酸菌タブレットならば食べても良い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。