虫歯と歯ぎしりの関係~歯ぎしりが良くない理由を解説~

虫歯の原因は、歯垢が残っていることだけではありません。
歯ぎしりも、その原因になり得るのです。
一見すると、虫歯と歯ぎしりは別物のように感じますが、そうではないのです。
今回は、虫歯と歯ぎしりの関係性について解説しましょう。

虫歯に影響する歯ぎしりの度合いとは?

歯ぎしりと言っても、無意識に行っていることが多いです。
しかし、虫歯で問題になるのは「極端な歯ぎしり」になりますから、許容範囲内であれば問題ありません。
極端な場合とは、「噛み締める力」と「下の歯とくっついている時間」で判断されます。
通常の場合は、歯に力が入っても音がしない、下の歯とくっついている時間が20分程度になります。
このくらいならば、問題ありません。

ですが、上記の条件と自分の生活状況を比較した時に、力の強さや接続時間が違う場合は、歯科クリニックに相談してみるべきです。

虫歯になりやすい歯にしてしまう歯ぎしり

虫歯の原因の一つとして、歯ぎしりが注視されている理由は、「歯を削ってしまう」ことにあります。
先程解説した、歯にかかる力や接続時間が強く、長くなるほど、歯に対して大きな負荷がかけられることになります。
そうなると、いくら頑丈な歯であっても、力に負けてしまうことが容易に想像できるでしょう。
その結果、歯が弱くなったり、削れてしまったりするのです。

特に、歯の表面のエナメル質が削れてしまうと、虫歯菌がそこから侵入してしまいます。
歯ぎしりの結果、歯周病や虫歯になっている人は少なくありません。
つまり、虫歯になりやすい状況を、自分で作り出してしまっているのです。

虫歯にならないためにも、歯ぎしりの状況を確認しよう

ここで大切なのは、虫歯予防は歯のチェックだけでなく、歯ぎしりの有無も関わってくることです。
例えば、虫歯でないはずなのに、なぜか歯が痛いという経験をしたことのある人はいませんか?
これは、もしかすると極端な歯ぎしりが原因で起こっている症状かもしれません。

従って、虫歯の要素がないのに歯が痛いというのは、歯ぎしりに気づくためのチャンスになるのです。
「今まで虫歯がなかったのに、急にできた」という人ほど、可能性があります。
「もしかしてそうかも?」という意識でも構いませんから、他の歯も含めて悪化する前に歯科クリニックに相談しに来て下さい。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯になる要素は歯垢だけでなく、歯ぎしりも考えられる

・下の歯とくっついている時間が20分以上になると、歯に負荷がかかってしまう

・その結果、表面のエナメル質が削られ、虫歯菌に弱い状態になる

・歯に痛みがある場合は、歯ぎしりの可能性もあるため、チェックしてもらうべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

東京都練馬区光が丘(土支田)で歯科(歯医者さん)をお探しの際には、是非、土支田ファミリー歯科にご連絡ください!患者様には、治療内容をアニメーション動画で分かりやすく説明し、納得頂ける治療をさせて頂きます。