妊娠中は、悪阻等の影響から歯磨きさえも難しい時期があります。
ですが、そのままにしてしまうと、虫歯になってしまいますから心配になるでしょう。
そのような中、妊娠時だからこそできる対処法があるのです。
少しでも自分でケアできると、安心できますよね。
妊娠中、歯のお悩みを抱えている人は、対処法を学んで乗り切りましょう!
妊娠中の対処法～①歯磨きは体調の良い時にする～
一般的な歯磨きのタイミングは朝と夜ですが、妊娠中だとベストなタイミングにできないこともあります。
悪阻等、妊娠による影響で歯磨きが難しい場合の対処法として、「体調が良い時」を見計らって歯磨きをして下さい。
体調が少しでも良い状態の時ならば、歯磨きに集中しやすくなりますよね。
そのため、無理をして朝と夜の決まったタイミングで磨かなくても良いのです。
また、中には体調の良い状態が滅多にないという人もいますよね。
そのような人は、一気に全部の歯を磨こうとせず、その時できる範囲で歯磨きを行うようにして下さい。
要するに、小まめに歯磨きをすることで、回数を増やすことで、時間をかけて終わらせることになります。
これならば、体力的にもできそうという人もいるでしょう。
共通して言えることは、歯磨きで無理をしないことです。
妊娠中の対処法～②体調が優れない時はうがいでもOK!～
また、妊娠中の悪阻の状態がひどい人の場合は、どのような対処法があるのでしょうか?
悪阻がひどい場合は、歯磨きを少しするのですら厳しいですから、うがいだけで大丈夫です。
虫歯菌等が活発になるのは、唾液の分泌が少ない、口が乾燥した状態の時ですよね。
その状態を避けるためには、口に水分を入れて潤すことが大切なのです。
従って、うがいしかできない状態になっても、最低限の対処はできています。
妊娠中には、歯磨き粉の風味すらNGという人もいますので、どうしようもない時はとりあえずうがいを積極的にするようにして下さい。
妊娠中の対処法～③キシリトールガムを食べる～
妊娠中の味覚の変化でもキシリトールガムの風味が大丈夫な人は、これを噛むことも対処法になります。
キシリトールは虫歯予防の成分ですし、噛むことで唾液の分泌を促すことができます。
ガムを噛むくらいならば、体調が優れなくても比較的継続しやすい方法ではないでしょうか。
味覚の抵抗がない人は、上記の対処法にプラスしてキシリトールガムを噛むようにしましょう。
このように、体調不良時でも歯を守るための方法は複数ありますから、できる方法からやってみませんか?
その他、お困りごとのある場合は、歯科クリニックまでご相談下さい!
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・妊娠中の歯磨きの対処法は、基本的に体調が良い時に行うようにする
・一度に全ての歯を磨くのが難しい時は、数回に分けて磨いても良い
・体調がどうしても優れない時、歯磨きができないなら、うがいだけでもOK!
・キシリトールガムを噛むと、より効果的になる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
