虫歯には、大人虫歯と呼ばれるものがあることを知っていますか?
虫歯の症状やできる場所に、大人も子どもも関係ないと思ってしまいますよね。
ですが、大人だからこそ生じる歯の問題があるのです。
これから予防をするにしても、知っておいた方が良いですよね。
ここで、大人の虫歯の特徴を一緒に確認していきませんか?
大人の虫歯は感じ方が違う?~症状の自覚の特徴~
子どもの頃に虫歯になったことのある人は、強い痛みがあった記憶がありませんか?
このようなことから、私たちには「虫歯=痛みがある」というイメージがありがちですよね。
しかし、大人の虫歯の場合は、自覚症状が子どもの虫歯と違うという特徴があります。
簡単に言いますと、痛みを感じにくいのです!
痛みが感じにくいということは、虫歯になっていることに気付きにくくなります。
そのまま放置してしまうと、初期状態だったものが悪化し、最悪の場合抜かなければならないなんてことにもなるでしょう。
そのため、痛みで判断するのが難しいことを覚えておいて下さい。
大人の虫歯は歯茎や詰め物の境目にできやすい特徴がある
大人の虫歯のもう一つの特徴は、虫歯のできやすい場所にあります。
子どもの虫歯の場合は、歯の表面等、比較的発見がしやすい箇所に発生しますよね。
反対に大人の虫歯は、発見がしにくい場所にできやすいのです。
例えば、歯と歯茎の境目や、詰め物をした場所は、長年の歯垢が溜まりやすく、虫歯の温床になりやすい環境になるでしょう。
そのため、ちょっとでも変色している箇所があることに気付いた時は、虫歯が進行していないかをすぐに確認してもらうべきです。
特に、詰め物が原因の時は、歯医者に取ってもらわないと確認ができませんから、治療のことを考えると早めに受診すべきです。
大人の虫歯の進行度の特徴から
また、大人の虫歯は痛みが感じにくいことに関連して、進行度合いが「広くて浅い」特徴があります。
広くて浅いというのは、歯の表面が茶色っぽくなっているものの、削るとそこまで虫歯が進行していない状態を指します。
このような症状は、子どもには少ないですから、大人特有の虫歯の症状だと言えるでしょう。
これは単純に初期の虫歯の段階というよりは、広範囲でじわじわと虫歯が進行している状態になります。
ですので、この状態の放置は自覚症状もないことから、一番危険になりますよね。
先程も言いましたが、いつもと色が違うというのは立派なサインです。
早めの受診を心がけましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・大人の虫歯の特徴は、強い痛みがあるような自覚症状が出にくい
・虫歯のできやすい箇所は、歯と歯茎の間や詰め物との境目に発生しやすい
・少しでも黄ばみや茶色がかっている歯がある場合は、広く浅く虫歯が進行している可能性がある
・広範囲でゆっくり虫歯になっていくため、初期段階で治療に入れるかがカギ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!