花粉症のシーズンになると、服薬や関連グッズで乗り切る人が多いです。
同時に、花粉症の人が虫歯治療のために、歯科クリニックを受診するケースが増えているって、ご存知でしたか?
花粉症は、虫歯にどのような影響を与えているのでしょうか。
花粉症の悩みがある人こそ、歯に与える影響を知っておきましょう。
花粉症は虫歯リスクを高めてしまう
花粉症の代表的な症状には、目のかゆみや鼻水、くしゃみが挙げられます。
これらの花粉症の症状は、虫歯と関係がないように見えます。
ですが、鼻水の症状が強い人は、その時の過ごし方を思い出してみて下さい。
鼻での呼吸が難しいために、口呼吸になってしまいませんか?
また、症状を抑えるために服薬すると、副作用で口の中が乾燥しやすくなります。
口の中が乾燥しやすい状態は、虫歯菌にとって好都合な環境です。
快適に生活をするために服薬していても、知らない間に虫歯リスクを高めてしまっているのです。
花粉症の症状がある時は虫歯治療も大変
さらに、花粉症の症状がある時は、虫歯治療も容易ではありません。
普段なら、落ち着いて口を開けることができていても、くしゃみや鼻水の症状で開けたままにできません。
その結果、治療に集中できないのです。
もちろん、歯科クリニックではくしゃみ等の症状が出そうな時は、教えてもらえると治療を一旦中断しますのでご安心下さい。
ですが、治療を受けている側からすると、申し訳ない気持ちになってしまいます。
大掛かりな治療でない場合も、多少時間がかかってしまうことが珍しくありません。
そして驚きなのは、意外にもこのシーズンに受診する人が多いことです。
先程お話しした通り、口の中が乾燥することで虫歯になる、異変に気付く人が後を絶ちません。
そのような訳で、歯科クリニックでは、一つの繁盛期として捉えているのです。
花粉症が始まる前に虫歯予防や治療をしておこう
以上のように、花粉症の症状が出てから虫歯治療をするのは結構大変です。
ですので、毎年症状が出る前に、虫歯予防や治療を済ませておくことをお勧めします。
花粉症のシーズン前だと、比較的予約が取りやすい歯科クリニックも多いですから、ゆっくりと治療に集中できます。
さらに、虫歯がない人でも、予防ケアをしておくことで、花粉症シーズンを問題なく乗り切れるでしょう。
心当たりのある場合は、いつもより早めに歯科クリニックを受診し、花粉に備えましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・花粉症の症状や服薬の影響で口が乾燥しやすく、虫歯リスクが高まる
・花粉症の症状がある時は、治療自体も一苦労
・虫歯の自覚症状を訴える人が増えるため、シーズン時は歯科クリニックが混雑しやすい
・症状が出る前に、虫歯予防や治療を済ませておこう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。