虫歯になってしまう原因は、歯磨きをさぼってしまったり、なりやすい体質だったりと様々挙げられます。
その中には、なんと季節的な要素も入っているのです。
季節によってなりやすい時期があるのかと、疑問に思う人もいるでしょう。
今回の記事では、虫歯のリスクが高くなる季節についてお話ししたいと思います。
虫歯のリスクが高くなる季節は「夏」
虫歯のリスクが最も高い季節は、夏場の暑い時期です。
暑いことと虫歯になりやすいのは、一見すると関係がないように思えます。
ですが、夏場に行うある行動が、リスクを高くしているのです。
それは、水分補給!
夏場は、運動している人に関わらず、暑さ対策として水分補給を積極的にするようになります。
その時に、お茶や水を飲む人もいれば、スポーツ飲料を飲む人もいるでしょう。
スポーツ飲料は、糖分がたくさん入っているドリンクで有名ですよね。
水分補給といってガブガブ飲んでしまうと、歯にとっては虫歯になりやすい環境が整ってしまうのです。
このような状態で「歯磨きを忘れた…」などということがあると、どうでしょうか?
冷たいドリンク、スイーツが美味しい時期なのに、虫歯の痛みで楽しめないということになり兼ねません。
さらに虫歯のリスクを高めてしまう要因は季節以外にもある
先程、虫歯のリスクが高くなりやすい季節は夏場だとお話ししましたが、単に水分補給すること自体は悪くありません。
問題なのは、暑いからと言って、だらだらと飲み物を飲み続けてしまう部分にもあります。
だらだらと飲むということは、口の中に常に糖分を貯めてしまうことになります。
その結果、口内を洗浄する唾液の作用が働きにくくなってしまうのです。
従って、私たちは飲み物の「飲み方」にも注意しなければなりません。
ちょっとしたことではありますが、この点に気をつけるだけでもリスクの軽減ができますから覚えておいて損はないでしょう。
虫歯リスクに季節は関係ないという話も
一方で、虫歯のリスクに季節的な要因はないと考える説もあります。
確かに、人によっては糖分の多い飲み物を夏場に限らず飲んでいる時もあります。
もちろん、夏以外でも歯の健康管理は大切です。
しかし、夏場につい口にしたくなる食べ物のには、糖分が含まれる物が多いのも事実ですから、歯に違和感があった時はすぐに受診するようにして下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯のリスクが高くなる季節は、夏場。
・暑い時期だからこそ、スポーツ飲料やジュースのような糖分が多い飲み物を飲んでしまいやすい傾向がある
・特にだらだら飲みをしていると、歯の環境にとって一番虫歯リスクの高い環境ができあがる
・季節に関わらず、飲み物の成分や飲み方には注意すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
