口臭の悩みは、大人だけではありません。
子どもも、口の中を大人がチェックした際に、それが発覚することがあるのです。
心配になり、歯科クリニックに相談する親御さんもいるくらいです。
子どもの場合、口臭の原因となる要素には何があるのでしょうか?
今回は、子どもの口臭と虫歯予防をテーマにお話ししたいと思います。
子どもの口臭は虫歯にも関係する
子どもの口臭が気になった時、考えられる原因はいくつかあります。
その中では、放置しておくと口臭がひどくなるだけでなく、虫歯に発展してしまうこともあるのです。
ここでは、大人がチェックすべきポイントをご紹介しましょう。
まずは、歯磨きがきちんとされて、食べかすや汚れが歯についていないかどうかです。
口臭は、食べかすが蓄積して発生していることがあり、それらを綺麗にしなければ解決しません。
従って、毎日の歯磨きがきちんと行われているか、疑わしい時こそ子どもの口の中を確認するようにして下さい。
また、周囲の大人がタバコを吸っている場合、受動喫煙の影響で子どもの歯にもヤニが付きやすくなります。
これは、明らかに大人の影響を受けてしまっていることで起こっています。
タバコの影響は、大人だけに留まりません。
子どもの歯の健康のためにも、喫煙習慣を見直してみることはとても大切です。
さらに、虫歯になってしまった場合にも口臭が発生します。
これは、虫歯菌が活発になっていることで臭いを発しているため、治療をしなければ治まりません。
子どもに虫歯の自覚症状がなくても、大人がチェックして受診に繋げるべきです。
子どもの口呼吸も口臭・虫歯に影響する
また、歯科クリニックを受診する前に、子どもが口呼吸の傾向があるかどうかもチェックすべきです。
口呼吸は、口の中が乾燥しやすくなるため、口臭や虫歯の原因になる習慣の一つです。
もしかすると、虫歯の治療だけでなく、根本的な習慣の改善が必要になるかもしれません。
歯科クリニックで相談する際は、思い当たる原因を全て話してもらえると、解決策を考える上で有効ですから、些細なことでも伝えるようにしましょう。
口臭がひどい時こそ、虫歯等の発見をするために受診を!
しかし、中には大人が原因を発見できないこともあります。
そのような時はまず歯科クリニックを受診し、口臭の原因が虫歯なのか、他の病気が関係しているのかをチェックするようにして下さい。
口の中をプロに見てもらった時に、大きな病気の発見に繋がったケースもあります。
特に口臭が酷いと感じる時は、放置せずに相談するようにして下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・子どもの口臭は、食べかすが歯についていたり、既に虫歯になっていたりするところに原因がある
・子どもが口呼吸の場合も、口臭が発生する原因になり得る
・気になった時は、大人が子どもの口の中を確認すべき
・口臭が酷い場合は虫歯の悪化やそれ以外の病気の可能性があるため、すぐに受診する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。