健康ために、もしくは好んで毎日のようにヨーグルトを食べているという方は少なくないかと思います。
こちらにはさまざまな健康作用がありますが、実はその中には口臭を予防する働きも含まれています。
ここからは、ヨーグルトの口臭予防におけるメカニズムや、その他の作用について解説したいと思います。
ヨーグルトが口臭予防に効くワケ
口臭の主な原因は口内にありますが、腸内環境の乱れが原因となっていることも多々あります。
腸内環境が乱れて便秘になると、腸内に有害物質が溜まります。
このような状態が続くと、有害物質は血液を通って全身に巡り、口臭や体臭の原因になります。
一方で、ヨーグルトを食べれば、善玉菌が増えて腸内環境が整います。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸に届く前に胃酸でほとんどが死滅してしまいますが、死んでしまった菌は腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす効果があります。
こちらの働きにより、口臭や体臭を予防してくれるという仕組みです。
ヨーグルトは歯周病予防にも効果がある?
歯周病は、プラークの存在する歯周病菌が原因で、歯茎や骨が破壊されていく病気です。
プラークは食べ物の残りカスではなく、細菌の塊であり、わずか1mgのプラークであっても、およそ1億個以上の細菌がいます。
また、腸と同じように、口内細菌にも善玉菌と悪玉菌があり、歯周病菌などの悪玉菌が増えると、歯周病にかかりやすくなります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、悪玉菌の繁殖を抑え、口内環境を整えます。
こちらは学術的にも検証されている効果であり、多くの研究で歯周病の改善に影響を与える可能性が示唆されています。
口臭予防としてヨーグルトを食べるべき時間帯
ヨーグルトと言えば、一般的には朝に食べることの多いイメージですが、口臭予防のために摂取するのであれば、時間帯は夜がおすすめです。
ヨーグルトには、乳酸菌だけでなく、ビタミン類も豊富に含まれています。
こちらは、乳酸菌と一緒に口臭、歯周病予防のために活躍します。
特に、ヨーグルトがその力を発揮するのは夜であり、栄養素の吸収率が朝に比べて高いことがわかっています。
まとめ
ここまで、ヨーグルトの口臭予防におけるメカニズム、その他の効果などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ヨーグルトは、それほど癖がある食品ではないため、比較的日々の食生活には採り入れやすいかと思います。
また、これまで朝を中心にヨーグルトを食べていた方は、より口臭予防効果を高めるために、夕食後など夜の時間帯に食べることも検討してください。
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