小児歯科クリニックは、名前の通り子どもを対象に定期検診や虫歯治療、矯正治療などを行います。
では、小児歯科に通い始める年齢は、一体何歳くらいが理想なのでしょうか?
また、子どもは何歳まで小児歯科に通えるのでしょうか?
今回はこれらのポイントについて解説したいと思います。
小児歯科に通い始める年齢
子どもが小児歯科に通い始めるべき年齢は、歯が生え始めた頃が理想です。
赤ちゃんの歯が生え始める時期には個人差がありますが、大体生後6~9ヶ月頃です。
生えたばかりの乳歯は、未熟で虫歯になりやすいため、早い時期からシーラントやフッ素塗布を行うことは、虫歯予防にも効果的です。
また、多くの自治体では、1歳半検診で初めて歯科検診が行われます。
こちらは、役所の多目的室や保健センター、保健福祉センターなどで行われるものであり、その後は歯科クリニックで定期的に検診を受けることが望ましいです。
つまり、1歳半ぐらいまでには、かかりつけの小児歯科クリニックを持っておくべきだということです。
小児歯科には何歳まで通える?
子どもが小児歯科に通える年齢については、ハッキリとした上限はありません。
ただし、一般的には、永久歯がすべて完成する中学生くらいまでの年齢が目安です。
また、他の考え方では、18歳までを小児歯科に通う年齢とすることもあります。
18歳頃は、親知らずが生えてくる年齢であり、この頃にはすでに歯並び、噛み合わせは出来上がっているため、小児扱いではないという考え方です。
ちなみに、小児歯科への通院が終わった後は、成人と同じように一般歯科に通うことになります。
子どもが一般歯科に通うことは可能?
まだ子どもの年齢であっても、大人が通う一般歯科に通うことは可能です。
しかし、小学生ぐらいまでの年齢であれば、なるべく小児歯科に通うことをおすすめします。
小児歯科クリニックの多くは、キッズスペースが完備されていたり、色鮮やかな内装になっていたりと、子どもが恐怖心やストレスをなくすための工夫がされています。
一方、一般歯科は主に大人の治療や検診を行う歯科クリニックであるため、子どもにとってはハードルが高くなる可能性があります。
まとめ
ここまで、子どもが小児歯科クリニックに通う年齢について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
子どもの将来を考えるのであれば、親御さんはできる限り早く小児歯科を受診させるに越したことはありません。
また、一般歯科への切り替えについても、子どもの歯科クリニックへのイメージなどを加味し、適切に行う必要があります。
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