【光が丘土支田の歯医者】小児矯正のマウスピースにおける型取りの方法

小児矯正の方法の1つであるマウスピースを作製する際は、精密検査後に型取りを行います。

こちらの歯型を参考に、専用のマウスピースがつくられるため、型取りは重要な工程です。

また、小児矯正のマウスピースにおける型取りの方法には、主に3つの種類があります。

今回はこれらの方法について解説します。

アルジネート印象

小児矯正のマウスピースにおいて、もっとも一般的な型取りがアルジネート印象です。

こちらは、アルジネートと呼ばれるピンク色の印象材を使用した型取りであり、歯科クリニックに通った経験のある方なら、一度は経験したことがあるかと思います。

具体的には、アルジネートに型を取り、その型に石膏を流し、模型にすることで、患者さんの口内を石膏の模型で再現することができます。

操作が簡単なのがアルジネート印象の良いところですが、こちらはコロイド質という、小さな粒子が媒質中に分散している状態であるため、硬化後の安定性が少なく、強度もそれほど高くありません。

シリコン印象

シリコン印象は、ゴムや粘度のような感触の素材を長時間噛むことで、歯型を取るという方法です。

こちらは吸水性がなく、変形が小さいことが特徴であり、型取りを始めてから4分程で硬化します。

ただし、シリコン印象は、型取りを外すときにかなりの力がかかる方法であるため、揺れている歯があると抜けてしまうリスクが高まります。

また、印象材を一定時間噛み続けることから、ニオイによる不快感や嘔吐反射などにより、苦しい思いをすることもあります。

光学印象

小児矯正のマウスピースにおける型取りで使用される光学印象は、前述したような型取りとはまったく異なる方法です。

具体的には、口内をカメラでスキャンし、3Dデータをデジタルで取得するというもので、従来の型取りに比べて精度が高いのが特徴です。

嘔吐反射のある方にも優しく、型取りの時間も短時間で済みます。

また、光学印象であれば、スキャンした画像をすぐに確認することができ、事前の3Dシミュレーションにより、治療前の歯並びと途中経過、完了後の歯並びをチェックすることも可能です。

まとめ

ここまで、小児矯正のマウスピースにおける型取りの方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

歯科クリニックによって、どの型取り方法を採用しているかは異なりますが、いずれの方法で型取りを行う場合でも、事前にそれぞれの特徴を把握しておくのは大切です。

また、嘔吐反射がひどい場合などは、親御さんが事前に歯科クリニックの医師に伝えておくことをおすすめします。

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