歯ブラシをどのくらいの頻度で交換していますか?
ある程度歯ブラシを使ったら、交換するという人は多いでしょう。
そのタイミングが合っていたら良いのですが、間違った時期に交換していると、歯のトラブルを招きやすくなります。
正しい交換時期はいつなのでしょうか?
歯ブラシの交換の間違った知識~毛先が開いたら…ではもう遅い!~
みなさんの中に、「歯ブラシは毛先が開いたら交換のタイミングだ」と教えてもらった人はいませんか?
確かに、道具としての本来の役割が果たせない状況を判断するのに、毛先の状態は分かりやすいポイントになるでしょう。
ですが、毛先が開くタイミングは、一定ではありません。
例えば、歯みがきする時に、力を入れる人とそうでない人の磨き方を比べると、歯ブラシにかかる力の影響が違います。
その結果、人によっては1か月経たないうちに、毛先が開いている状態もあるでしょう。
つまり、毛先を基準として考えるのは正確性がありません。
従って、この判断で交換のタイミングを判断していた人は、この記事を読んだ後から止めて下さい。
正しい歯ブラシの交換のタイミング
正しい歯ブラシの交換のタイミングは、1カ月になります。
この目安は、1日に3回歯磨きをしたことを前提に考えられています。
意外と早いと感じる人もいるでしょう。
正しい歯磨きの方法で歯ブラシを使っている場合であっても、1カ月が目安になりますから、長く使うことは前提にありません。
むしろ、適切な交換のタイミングの前に毛先が開いているような時は、歯磨きの仕方に問題があると考えて良いでしょう。
1カ月は分かりやすい区切りになりますから、毎月決まった日に交換する習慣をつけると、忘れることもありません。
歯ブラシを丁寧に洗っても交換は必要
ところで、「歯磨き後に歯ブラシを丁寧に洗っていれば交換のタイミングを延ばせる」と考える人もいるでしょう。
これは、間違いです。
そもそも、歯ブラシ本体の寿命が1カ月ですから、丁寧にメンテナンスをしたからと言って寿命が延びることはありません。
そのため、メンテナンスが良いから寿命が延びることは、間違いであることを再認識しましょう。
歯ブラシのメンテナンスへの疑問があったり、歯ブラシの消耗が目安よりも早かったりする場合は、歯科クリニックに相談してみて下さい。
歯ブラシの状態から分かることもありますので、これからの歯磨きに役立てましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯ブラシの交換は、毛先が開いた時では遅い
・適正な交換のタイミングは1カ月で、歯ブラシの寿命と考えて使うようにしよう
・歯ブラシを丁寧に洗っても、本体の寿命が延びることはない
・寿命より持たない時は、歯磨きの仕方を歯科クリニックで確認しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。