虫歯治療後、歯科治療の関係で一時的に痛みが発生することがあります。
このような時、様子を見て痛みがなくなったら大丈夫だと言われますが、どのくらいの期間様子を見るといいのでしょうか?
今回は、虫歯治療後の様子を見る期間の目安をお話しします。
本記事で提示された期間を過ぎた時は、すぐに受診しましょう。
虫歯治療後の痛みの様子見の適切な期間
虫歯治療後でも痛みがある場合、様子見の期間の目安は約1~2週間になります。
実は、虫歯治療後でも、治療の影響で2~3日痛むことがあります。
その原因ははっきりしているため、数日の間に痛みが徐々に弱くなり、痛みがなくなるのがほとんどです。
しかし、数日経っても痛みが治まらない時は、治療済みの歯に新たなトラブルが起きている可能性があります。
そのトラブルは神経を取り除かないと解決しない場合もあるため、目安の期間を過ぎても痛みが続くならば、無視してはいけません。
虫歯治療後の痛みの変化の様子も確認
また、虫歯治療後の痛みの様子に関しても、期間と一緒に確認しておく必要があります。
痛みが長続きしている場合でも、日に日に弱くなっているならばトラブルに発展せず、自然に痛みが引いてきている可能性があります。
ですが、一定以上の痛みが続く、酷くなるような時は、トラブルだと考えましょう。
それが様子見の期間を超えたなら、尚更です。
仮に神経にトラブルが起こっていたとしても、症状によってはレントゲンで確認できるのが数か月後になる場合があります。
原因を特定し、適切な治療を受けるためにも、様子見期間中の痛みの変化や状況を把握しておくのを忘れないでください。
虫歯治療後の様子見と再治療のリスク
虫歯治療後に様子を見て痛みが治まらない場合、再治療を行うことがほとんどです。
再治療になると、1回目の治療よりも歯を削ったり、神経を抜いたりする確率が高くなります。
つまり、歯へのダメージが大きくなるのです。
同時に抜歯のリスクも高くなりますので、良いことだと言えません。
もう一度言いますが、1~2週間様子を見ても痛みが続く時は、遠慮なく再受診をしましょう。
再受診でトラブルがなかった場合でも、歯科クリニックでは不安を取り除いてくれます。
トラブルを抱えたまま受診への足が遠のいてしまうのが一番危険なので、すぐに受診することをお勧めします。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療後に痛みがある場合、様子見の期間の目安は約1~2週間
・治療による痛みなら、2~3日程度で痛みが弱まりなくなる
・痛みが続く期間と一緒に、痛みの変化にも注意する
・目安の期間を超えても痛む場合は、再治療が必要なため、すぐに受診すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。