口臭を予防する方法としては、ブラッシングをしてプラークをしっかり除去することや、食生活を見直すことなどが挙げられますが、これらと同じくらい大切なのが舌磨きです。
舌の汚れである舌苔は口臭の原因になるため、舌クリーナーで丁寧に清掃します。
今回は、口臭を予防する舌クリーナーの選び方を中心に解説します。
舌クリーナーを使用すべき理由
舌磨きをする際は、必ず歯ブラシではなく舌クリーナーを使用しましょう。
通常の歯ブラシで磨くと、ブラシが硬すぎて舌を傷付けてしまうおそれがあります。
また、舌クリーナーに加えて、舌磨き用のジェルを使用するのも効果的です。
こちらには、汚れを浮かせて落としやすくする成分や、口の中を保湿する成分が含まれています。
さらに、歯磨き粉同様、殺菌成分が含まれているものを選ぶと、より口臭対策としては効果的です。
舌クリーナーのタイプについて
舌クリーナーには、主にブラシタイプ、ヘラタイプ、U字型スクレーパータイプがあります。
ブラシタイプは、隅々まで舌苔を除去したいという方におすすめですが、一般的なナイロン刷毛は力を入れすぎると、舌を傷付けてしまうため、注意が必要です。
また、ヘラタイプは、舌の表面を傷付けることなく清掃できるタイプで、U字型スクレーパータイプは、舌の負担をなるべく減らしたい、もしくは一気にケアしたいという方に向いています。
ちなみに、ヘラタイプにはシリコンタイプとステンレスタイプがありますが、おすすめはやわらかい素材のシリコンタイプです。
ハンドル部分はプラスチックがおすすめ
舌クリーナーを選ぶ際は、ハンドルの素材にも注目しましょう。
ハンドルについては、しなりにくいプラスチックがおすすめです。
舌クリーナーの中には、先からハンドルまですべてシリコンでつくられたものもありますが、こちらは圧力を加えると全体がしなってしまうため、使いこなすにはややコツが必要です。
その点、ハンドルがプラスチックであれば、圧力を加えたとき、先端のみがしなり、適切に力をかけられます。
ちなみに、シリコン+プラスチックの舌クリーナーは、1本300~500円ほどと比較的安く購入できます。
まとめ
ここまで、口臭を予防する舌クリーナーの選び方を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
歯ブラシによるブラッシングは行っているものの、舌磨きはおろそかになっているという方は少なくありません。
舌をキレイにしなければ、大きな口臭の改善は期待できないため、これまで意識していなかったという方は、舌クリーナー選びからじっくり行うことをおすすめします。
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