【光が丘土支田で歯周病治療】歯周病と早産、低体重児出産の関係性について

サイレントディジーズとも呼ばれる歯周病は、ほとんど自覚症状がなく、気付いたら重度にまで進行している可能性のある病気です。

また、妊娠中の女性が、知らないうちに歯周病を発症すると、早産や低体重児出産につながると言われています。

今回は、こちらの内容について解説します。

歯周病と早産、低体重児出産の関係性

通常、胎児は十月十日とも言われるように、およそ10ヶ月をかけて、お母さんのお腹の中で身体機能を成熟させます。

しかし、妊娠中の女性が歯周病を患うことにより、こちらの期間よりもかなり早く生まれてしまう早産や、2,500g未満で生まれる低体重児出産のリスクが高くなります。

また、早産で生まれた子どもは、十分な成長や発達ができておらず、病気にかかっていたり、何らかの障がいを持っていたりすることがあります。

もっと言えば、妊娠22~23週という極めて早期に生まれた子どもについては、その後死亡する確率が一気に跳ね上がってしまいます。

歯周病が早産や低体重児出産につながるメカニズム

歯周病と胎児の関係には、陣痛や出産と同じ原理があるとされています。

陣痛は、子宮収縮作用のあるプロスタグランジンという物質の分泌が高まって起こるものです。

このとき、プロスタグランジンの分泌を促すのがサイトカインと呼ばれるもので、こちらは炎症によって増える生理活性物質です。

そのため、膣から細菌が子宮や胎盤に入ったり、母体の血液を介して細菌に感染し、炎症を起こしたりすると、早産や低体重児出産の原因になります。

また、こちらのメカニズムは歯周病にも当てはまります。

歯周病は、歯周病菌による炎症を起こしている状態であるため、上記と同じようなサイクルが起こり、早産や低体重児出産のリスクを高めます。

妊娠中の歯周病予防について

妊娠初期のうちは切迫流産の危険性があるため、緊急を要する治療が必要な場合以外、基本的には歯科クリニックでの治療ができません。

そのため、歯周病を防ぐために、しっかりとセルフケアをする必要があります。

具体的には、ヘッドの小さい歯ブラシ、フッ素配合の歯磨き粉を使った効果的なブラッシングがおすすめです。

また、妊娠中期から後期は、特に歯周病のリスクが高まるため、セルフケアを強化しなければいけません。

まとめ

ここまで、歯周病と早産、低体重児出産の関係性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

妊娠中はブラッシングがおろそかになったり、免疫機能が低下したりすることから、歯周病のリスクが極めて高くなります。

また、歯周病による胎児への影響も懸念されるため、妊娠前よりも予防に力を入れることが大切です。

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